『ぞくぞく 新製品 』
やましん(テンパー)
『またまた新製品 ワン 『ましくくん・エース』』
『これは、まったくの、フィクションです。』
😷
『まやしん医療器(株)』CEOさん(以下CEOさん)
『このたび、わが社が発売するのが、こちら、電磁バリヤーますくれす。』
右のポケットから、小さなイヤリングか、補聴器くらいのグッズをとりだしました。
関係者
『ほう〰️〰️☺️』
CEOさん
『これは、外宇宙探査用の、バリヤーを、ましく、もとい、マスクに応用いたしました。しかも、驚異的な小型化に成功したのでし。まず、最
初期のバージョンは、これです。』
CEOさんは、でっかい、エアコンの室外機みたいなものを舞台そでから、引っ張り出しました。
CEOさん(汗を拭きながら)
『やれやれ、この巨大な機械が、本体でし。だいたい、稼働範囲ら、1キロメートルいないでありまし。で、この、宇宙戦隊みたいなヘルメットをかぶりまして、スイッチをいれましと、電子ましくが顔を覆いましのです。目には見えないから、『はだかの王さまましく』、とも呼ばれました。が、ほれ、この、霧発生スプレーを掛けますと、ね。顔には届かないのです。ちゃんと、機能はしているす。完璧ではありましが、この機械のデメリットは、まず、実際には使えない、ということでありました。あくまで、実験用でしな。こいつを、引っ張ってあるくよりは、従来のましくのほうが、まだましくましでしからな。』
会場では、笑い声。
CEOさん
『で、ここから、猛然として小型化に取り組みまして、ついに到達したのが、この、『ましくくん・エース』。であります。』
会場内
『がやがや。なんだあれ、見えないぜ、小さいな。なんかやだな。おしゃれ……など、色々。』
CEO
『このふたつの小さなシステムと、ほれ、これが本体でし。このでかいのを、ここまで、小さくしたのでし。(胸ポケットから、ポケットラジオくらいの本体を出して、見せました。)ほかには、何も必要になりません。これは、イアリングたいぷでしが、メガネタイプにもなりまし。つまり、いろんなタイプがかのうでし。あらゆるウィルスをシャットアウトしまし。まさしく、ましくの、革命でありますのでし。』
会場から
『質問!』
CEOさん
『はい、あなた。』
質問者
『電源はなんでありましょう。』
CEOさん
『光発電でし。室内のあかりでも、充電可能でし。』
会場から
『はい、質問。』
CEOさん
『はい、あなたさま。』
質問者
『あの、ウィルスはカッとするとして、呼吸は普通に、できますか? マスクでさえ、息苦しいのです。』
CEOさん
『しかり、それこそが、秘密の技術れす。なんと、ましくくんは、病原性のある物質のみ、カッとしたしまし。』
質問者
『さっきの煙は、病原性?』
CEOさん
『あれは、デモ用のガスれし。無害れす。』
会場
『うそだろ。そりゃすごい。まさかね。インチキかめ。あやしいな、』
ま、なんだかんだで、実際に発売されると、最初はみな様子見だったのですが、そのおそるべき効果が認識され出すと、あっという間に、世界中にひろがったのです。
ああ、しかし、かの、親しみやすい、CEOさんは、なぜだか、爆弾でばらばらになって暗殺されているのが発見され、その会社は、世界政府系の企業に買収の憂き目にあったのです。
『ましくくん・エース』は、危険性がある有害商品、として回収され、姿を消したのでした。
さて、ある日のこと、全世界製薬医療関係連合共同協議会の会長さんが、自分のお孫さんに言いました。
『発明というのは、皆のために役にたたなくてはな。独り勝ちは、迷惑なんだ。』
😛 end
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