第11話母親へ


旅路に勤しむ


孤独よ


流れない道を


善くせず


訪ねたまえ


誇りを払う間


私は此処で詩を唄い


眺めています


恍惚なる夢の端っこ


微笑みを浮かべ


貴方は笑い歩き出す


判っていた事だけれど


昔を思い出せば


今の私はいません


線路を正しく敷いてくれた


貴方は私の誇りです


輝いて下さい


今より昔より大切な貴方


訪れた今を軌跡と言えましょうか


途絶えた時間を修復したのが


貴方の慈愛であり


素晴らしき信じる力だと


私は今此処にあります


けれど歳を重ねて


私は思います


貴方が居る限り


私はいつも幸せだったと


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