憶念日記

総序

　私は、今まで一期一会を大切にしてると思っていました。

　しかし、よくよく案ずればそれは全くの幻想でした。

　恩師に報いようと努力するもできていないという現実にただただ胸を痛める他ありません。

　最近になって、先生とお話しする機会が減ってきました。会話の量を増やそうと思いましたが、いかんせん話題作りがめっぽう苦手な性分でしたので、むやみなはなしかけは慎もうと思いました。

　しかしながら、こういう環境になったおかげで、再び自分と向き合う時間をいただきましたので、これを機に先生との交流を経て、常日頃から思っていることをつづっていこと思うのです。

　ああ、南無阿弥陀仏。

　諸天善神、我を見守りたまえ。

　まさに願わくば衆生と共に一切の強縁を喜ばんことを。

　ああ、南無帰命無量寿如来、南無不可思議光如来、帰命尽十方無碍光如来。

　三礼三唱。