虚仮の一念(こけのいちねん)

虚仮の一念 巌もとおす


とるに足らなぬ者(虚仮)であっても

そのひたむきな想い・努力(一念)は

どんな難事だろうと成し遂げる(岩をも、巌もとおす)


...かもしれないという人類普遍のサクセスストーリを内包したありがたい格言。ただし虚仮の満願成就がいつなのかについて触れられていないのがこの格言の機微



~~~ コケは苔でなく虚仮 ~~~


息子「母さん、ぼく勉強して偉くなるよ」

娘 「お兄ちゃん、どうしたの 急に?」

父 「息子、無理しなくていいんだぞ 子供はもっと...」

母 「あら、あなたせっかく息子ちゃんがやる気出してるんだから、なにも」

娘 「そうよ、たしか苔の一念宮尾ススムとかなんとか」

母 「苔でなくて桶でしょ?」

父 「いや木瓜(ぼけ)じゃなかったか? ほら赤い花咲く」

息子 ソンナアナタ達ヲ駆逐スル為、ボクハ偉クナルンダヨ...



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