第47話 南海プレートのことについて

 国はこの間の宮崎県沖であった地震を、東日本大震災と同じ、プレートの境界の崩落による、東海、東南海地震の予兆であると関連付けたようだが、問題は、他にある。


 この予兆から、本震が起こるまでどれだけの時間がかかるかが提示できない。これは単純に本震と言われるものの予知が不可能であるためにこうなっている。これが、今後数日なのか、数年なおか、数百年後なのかはわからない。地球規模で時間というものは考えないといけないので、あの地震を予兆としたことすら正しいかどうかはわからない。


 またあれが「プレート境界の破損」だとすると、他にも問題が実はある。プレートの境界には火山が多くみられる。

 富士山もプレート3つの境界に存在する火山であるし、東海、東南海地震の起きた場合は、富士山の外にも多くの環太平洋造山帯かんたいへいようぞうざんたい(FARE RING)に影響の出ることもある。そう噴火である。


 このように実は言い始めたらきりがないので、無難な対応は避難所の確認と、災害時持ち出し袋の用意、1週間くらいインフラが止まっても困らないような水と非常食の備蓄だったりする。

 あとはもう、なるようにしかならないので、腹をくくっておきた後にいかに対応するかしかなかったりする。


 自然災害はいつやってくるかわからないから怖いのだが、それに振り回され時間を浪費するのは無駄な行為である。最低限の備蓄と覚悟さえあれば、何とかなると私は思う。

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