第36話 水素水、現実に存在したのなら凶悪な物質
何年か前に「水素水」なんて言うものが取り上げられていましたが、そんなものは存在しないし、同時に、存在してはいけないものであるということについて話していきたいと思います。
中学校レベルの化学によって、われわれが普段言っている水素というものは元素としてのHではなく、分子としてのH₂とされています。この場合、水素は
そして原子と言われる存在はその不安定さから、何かと結合しやすい存在であり、不安定さを解消するために水素原子が手を取り合うように存在しているのが、水素分子(H₂)です。
同様に酸素原子はこの結合子を2つもつ存在で酸素分子というO₂という存在は相互に両腕を持つような形で成り立っています。
ここで水素水という物質の説明には、酸素原子に多数の水素原子が結合するというありえない形態で説明されていました。手の2本しかない存在に同時に片手を何本もつけるという状態が水素水と定義されていました。
これが物質上存在しないものでありますが、強引に説明をしようとすると、水素(H₂)の多く溶けた水になるんですが、この存在は実際にあったとするならば、
「超危険な
もっともそんな状況でなくとも水素が溶け込んだ水は人体に、悪影響を及ぼす毒物になります。水素は単体でいるより、酸素と結合した水(H₂O)である状態を好む物質です。それが体内に入ったのなら、その物質はそれと結合している細胞から酸素を奪う行動に出ます。
ですから水素水なんて言うものが実在したとするならばその時点で劇物、毒物となります。皮膚についただけで、その細胞から酸素を奪うのです。
まあ、売っていた人はそんなことを全く知らない人間なのでしょうが、本当にそんなものを売っていたのなら、毒を販売していたことになります。
最もペットボトルに詰める段階で本当に水素を含んだ水であれば爆発を起こすので、それが起きないで、売られている状態で、それは水素を多く含んだ水ではないという自己矛盾が生じ、その場合は食品s表示法違反と詐欺罪に問われます。
どちらにしてもそれはまがいものであり、販売するに値しないものということになります。
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