第15話 辰年にちなんで「龍」のおはなし

 新年です。おめでたい人もそうでない人もいるので、特にそのあたりの言葉ははぶきます。今年の干支えとにちなんだお話を書きたいと思い投稿します。


 日本の干支ではたつと書きますが、そのあたりの話は後述します。日本においては辰(龍)は神とされており、同じように風と雷も風神雷神とされています。

 この辺に対する考察は、自分は龍とは「竜巻たつまき」のことであろうと思っています。須佐能、スサノオなどと様々な呼び名で呼ばれる神、これは恐らく嵐の怖さを祭ったものなのでしょう。

 竜巻は暖かい空気と、冷たい空気の境の場所、寒冷前線の通過時などに発生し、同時に強風とかみなりをともなうことも多くあり、一瞬にして様々なものを破壊することから、恐れられたというのが答えなのだと 私は考えます。


 では中国の歴史、方位に使われる「龍」は呉音ごおん、今の上海を中心とした繁体字はんたいじのもとになったもので、漢音かんおん、いまの黄河より北の発音では「リヨウ」と言いましたが、現在では「ロン」と言われています。プロ野球のマスコットで龍をモチーフにしたものがロンとつくので現在はそうなのでしょう。

 同じように「黄砂」もコウは漢音(呉音ではオウ)、砂が呉音で、漢音ではシャになりますなかなか訳のわからないことになっているというのがじったいです。

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