エロゲーの最強の友人キャラに転生してしまった…

第1話

やぁ、皆んな俺の名前は『渡辺光輝』これは転生してからの名前だ。

もう一つの名前は『吉川英次郎』社会人だった頃の名前だ…そう！何を隠そうと俺は、転生してしまったみたいだ。エロゲーの世界に…タイトルは確か、恋と剣の絆、転生前に神様が教えてくれた。

光輝「すげぇ…これが、魔法！」

俺は感動していた。生まれて初めて、魔法を使った…

「失礼します。お坊ちゃま……！！今すぐ旦那様を呼んできます！」

魔法を見て、執事が慌てて父さんを呼びに行った。ちなみに今の歳は5歳だ。この世界では魔法の覚醒は早くて7歳、多分　俺のようにごく稀に覚醒する者もいる。

政宗「その話は本当か！？本当だったら、世界がひっくり変えるぞ…」

この男、渡辺光輝の父　渡辺宗政は執事から聞いた話に驚きを隠せないでいた。仕事を放り出してまで駆けつけたのだ。何せ自分の息子が覚醒したと言う報告を受けては黙ってはいられなかった。

執事「間違いありません。しかも、一瞬でしたが雷属性の魔法を使ってました！雷属性の魔法を使える人間はこの世にお坊ちゃま以外誰も居ません！世界に衝撃が走りますよ！！」

そう、この世界には雷属性の魔法が使える人間が居なかった。覚醒者の中でも最強の属性それが雷属性なのだ！

〜翌日〜

俺が覚醒した事はニュースに載った。渡辺家は代々、かなり強い魔法使いや騎士を出している為名門一家なのだ。そこでまだ、5歳の俺が覚醒した事で更に注目を集めたのだ…そして、玄関前で記者達に捕まって幼稚園に行けないでいたのだ。このままだと遅刻が確定してしまう。

「正宗さん！お子さんが覚醒して、しかも！全属性持ちと言うのは本当でしょうか！？」

1人の記者が何処からか情報を入手したみたいなので父に質問をしていた。俺はあれから数時間後、適性を調べた所、何と！全ての五大性質魔法が全て使えると言う事が分かった！

正宗「我々、渡辺家に取っても喜ばしい事です。うちの息子がまさか全属性の五大性質魔法が全て使えるとは思っても居ませんでした。将来が楽しみですよ」

父が答え終えるとカメラのフラッシュが一斉に俺と父に集まる。ちなみに、俺はガチガチに緊張していた。

「光輝君！世界初の全属性持ちで早くに覚醒した気持ちを教えてくれるかな！？」

1人の記者が興奮した様子で聞いていて少し混乱してしまった。

光輝「えっと……ごめんなさい！」

俺はテレポート魔法で逃げてしまった。ちなみにこの世界にはテレポート魔法を使える人間は殆どいない。

「お、おい。今消えたぞ！」

1人の男性記者が周りをキョロキョロする。

「五大魔法だけじゃなくて、テレポート魔法まで！！？」

これには父の正宗もビックリしていた。

正宗(帰ってきたら、じっくり話を聞こうか…)

「ほぅ、失われた魔法　テレポート魔法まで使えるのか…アイツは将来怪物になるかもな…それに、面白そうだな…」

記者の中にパーカーを着た男が妙な事を呟いて光輝と同じ転移系の魔法でその場を後にした。

俺が幼稚園にテレポートすると先生達が驚いた様子で駆け寄ってきた。そりゃ、驚くよねいきなり子供がテレポート魔法を使って目の前に現れたら…調整が難しいんだよな〜

こうして、渡辺光輝の物語が始まる