世界で死に部屋で生きた。

えびた

第1話拝啓お母さん。

「ここ……どこ??」

深呼吸をした。狭い部屋にはその音され響き渡る

「拝啓お母さん。僕は今誘拐されたようです。

やっぱり知らないひとの話に耳を傾けるのは控えようって思いました。

これからもお元気で……ってこんなことやってる暇じゃない……かぁ」

?「ぷっ……あはは!」

急に女の子の笑い声が聞こえた。狭い部屋の角に体育座りしていた。

「な、何がおかしいの!?」

思わず僕は言ってしまった。

?「だって君!ユウカイされたんでしょ?ユウカイされた子が拝啓お母さん……誘拐されました!って!!あははは!」

「わ、笑わないでよ!……ねぇあのーそのここってどこ??」

「紬」

「え?」

「だから名前。紬。君は?」

「あ!……でも知らない人に名前教えちゃ駄目だって……」

「君私の名前知ってるでしょ?」

「うん」

「じゃーあもう知り合い!君の名前は?」

「……相澤圭介」

「ふーん!じゃあ圭ちゃんだ!」

「け!圭ちゃん!?」

「そ!よろしくね!」

「うん!紬ちゃん!」

「ぷっ!圭ちゃんってほんとにおかしいよね!誘拐されちゃったんだよ圭ちゃん!なのに緊張感ってないんだね!」

「あ……そっかぁ。僕もともとキンチョウカンがない!って叱られちゃうからこーゆーことなんだね」

「私は叱らないよ。圭ちゃんのこと」

紬はよくわからないけどそーゆーオーラを纏った女の子だった

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