第2章 輝、最期

第11話

カゲさんではなくKarinさんとして改めて出会って、僕はさらに好きになった。Karinの過去は正直想像を絶するものだった。けど、それも含めて全部受け入れて、Karinの人柄も声も何もかもが好きだ。


人として?


ううん。


これは、そういう好きじゃない。今、恋愛的な意味での好意に変わった。

僕は恋に落ちていた。本物の優しさに触れられ、Karinをもっと知りたい。そう思った。だから、同じタイミングに死ねてよかった。一緒にこっちの世界を歩んでいける。そんなパートナーに僕はしたい。



「君こそなんで?こっちに来てるの_?」

「それは、僕のことを少しでも考えてくれた人に対して"死"という選択をしてしまったつみ滅ぼしで、、。しかも、憎まれて恨まれて、そんな人間が白い世界にいちゃダメだと思うし。」

「そんなことないのに、君は、いい人だよ。優しくて、気が弱いけど、素敵な人だ。戻るんだ、白い方へ。」

「そんなこと言われてもhahaっw」


だーかーらー、もう遅いよ、カゲさん。

僕は、君を好きになっちゃったんだから。

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