第8話

 この一輪の花、誰が置いてったのかな。近くに手紙があった。そこに書いてあったのは "puppy1" 。彼女のもう1人の彼。いや、彼女にとってはそっちが本当の彼か…。本当に、よくわからない。どうしよっかな、このまま帰らなければ、死ぬことになるし、帰れば、生きることになる。色々気になったまま死ぬのも微妙、、でも、生きる選択をしてもこの先明るい未来は見えない気がする。どっちの選択をしても僕しだい。だから、いい?


きっとこれは、カゲさんが悲しむ選択かもだけどね。


でも、白い空間には戻るよ。このまま死んでしまえば、消えちゃうって感じつよまる。どうせ、同じ選択をするなら、僕のことを考えてくれた人と過ごした場所で最期を過ごしたいな。この切符で戻って、自分で死を望んで消えよう。

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