いつもたのしいことばかり

いじめられるのは僕が悪いんだ

僕が弱いから駄目なんだ

だから強くならなきゃ、頑張らなきゃ

努力してみんなに認められなきゃ


今ある世界でうまくやらなきゃ

とにかくみんなに合わせなきゃ


“逆にそれをパワーに変えた”

美談みたいだけどなぜあなたがそんなに頑張らなきゃいけないの

周りのせいで

あなたは何も悪くないのに


強くならなきゃ、優秀にならなきゃ

もっともっと、他の人よりもっと

そしたらみんなに認めてもらえる

そしたら生きやすくなれるから


頑張らないと駄目なんだ

一生懸命じゃなきゃ駄目なんだ

そんなんじゃいじめられてしまう

格好よくなればそれでいいんだ


強くならなきゃ嫌われてしまう

優秀でなければいじめられる

だからうまくやらなきゃ

とにかくもっともっと頑張らなきゃ


僕は強いんだ

だって強い彼にちゃんと認められてるもん

一生懸命頑張ったおかげ

だから僕は強いんだ


君も頑張って強くなればいいいんだ

君も彼に認められればいいんだ

弱いから認められないんだ

頑張って強くなれば、強い彼に認められて強くなれるのに


あなたは強いわけではない

単に周囲にとって都合がいいだけだ

もしもあなたが“強い彼”と同じように強いなら

あなたも弱い人を救えるはずなのに、あなたはそうしない


そうだろう そうだろう

だって彼女はあなたにとって都合が悪いもの

彼女はあなたのために頑張っていないものね

だからあなたは彼女を助けてあげない


彼の強さだって元を辿れば

あなたたちから奪って成り立ったもの

“自分のために頑張ってくれる人”を

うまく利用して


あなたにとっての“強さ”って何?

あなたが彼女に“強くなれ”と言うのは

結局のところ弱いままの彼女が気に入らないからだろ?


なぜ弱いままじゃいけない?

どんな人であろうと穏やかに生きていられる世界じゃいけない?


“でも、僕はうまくやっている”

それがあくまでも他人次第のことだと気づけたら

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