世界最後のトラベラー・至灰期(補足)
一華凛≒フェヌグリーク
設定/用語
・大図書館
第二柱の友人が造った施設。
資格があれば行き来可能の別世界。
『どこにでもあって、どこにもない』性質の幻の施設であり、教師も生徒も、気がついたら増えたり減ったりしている。
『入館資格』はいくつかあるが、その内一つでもクリアしておれば、入館可能。
存在喪失者や故郷喪失者の場合は『入館資格』が無くても入れるが、できることには限りがある。
「ありとあらゆる並行世界・並行宇宙の記録を、観測、集積、保存し、世界の運用に役立つよう”資格ある者”へ閲覧を許可する」場所。個々人の「生きて死ぬまでの記録」も集められている噂があるが、真偽不明。
・大図書館への入館資格
例えば「衣食住よりも知識欲を優先する生命体であること」。
例えば「管理者以上の権限を持つ精霊種であること」。
例えば「近理精霊種に関わりのある部署に勤めていること」。
などが挙げられる。
※本来、生き物には開放されない『世界』のための図書館なイメージです。
・大図書館の制服
当人の生活習俗に合わせて採寸・縫製される。公序良俗に反しなければ、改造自由。
防火防水防熱防寒防塵防刃防弾ほか、ありとあらゆる極限環境で生存・活動できるよう作られている。
・期末試験
『ほどほどに危険だが確実に生還できる世界』で生徒が現地調査をすること。
写本用綴り紙・墨の途切れない筆・焚き上げマッチ・
・持ち帰り
通信機の持ち込みが許されない試験では、粘土板であっても書物であっても碑文の刻まれた石柱であっても、精巧な写しを作って提出しなければならない。盗難は禁止。
・マキナ25期生の暴走
大図書館の問題児の一角。ブリジット・X・マキナ。
25期に卒業してからずっと、研究職員として「祈りが世界に与える影響について」の研究を行っている。『カムラマスカ・カムパネルラ』『グァールバ・P・トット』と並び何度も厳重注意を受けているが、研究の結果救われた世界もいくつかあるため(厳密なルールブックを作成し、読みこんだ上での)研究が認められている。
・渡航禁止世界
滅亡した文明・文化・世界の内『特に危険』だったり『伝えない罰』を受ける何かがあった世界。
・禁書
教授以下の者は触れることを許されない、厳重管理が必要な図書。
大図書館は『一定以上の技量を持つ者』や『入館資格を持つ者』に限り『在ると思えば見つけられるし、見つけたならば掴まえられる』ものである。
禁書は『一定以上の技量を持つ者が存在した世界の複製品』であり、取り扱いを間違えると記録世界の住民が大図書館にやってきたり、大図書館の住民が記録世界に引きずり込まれたりする。
・トラベルが飛ばされた”解灰期”
再現された『記録世界』の一つ。
渡航禁止世界かつ禁書なので、RPGで例えるなら四天王相当の、命の危険がとてつもなく大きな本。最初に森の民に会えたトラベルは豪運の持ち主。
・七柱信仰
世界創生に関わった七名の女神、もしくは大悪人への信仰。大図書館の成立と大体同じ時期に生まれた伝説。
『七柱信仰』は、彼女らが世界の土台を支える柱として伝わっている場合の呼び名。
七柱の別名(二つ名)と司る性質(世界の理)は以下の通り。
第一柱アイク:剣山:勇猛⇔独善
第二柱ルリ:天秤:中立⇔狂気
第三柱メイ:破壊者/空の子:自由⇔破壊
第四柱ヨカ:予言者:予知・予言
第五柱ヒアキ:探究者:探究⇔悲嘆
第六柱ラキア:館の主:愛⇔憎悪
第七柱ツイ:流星群:終
”解灰世界”における『七柱信仰』の場合
第一柱:ガーネット/水銀
第二柱:ラピスラズリ/ジェット
第三柱:真珠/アマゾナイト
第四柱:オパール/エメラルド
第五柱:ダイヤモンド/アンバー
第六柱:ルビー/鉄鉱石
第七柱:ムーンストーン/(彗星)
が象徴として扱われることもある。
それぞれのイメージカラーは「赤」「紫」「水色」「緑」「橙」「金」「白」と言われているが、全員「黒」「紅」も好むとされている。
・教師
存在喪失者。
名前・過去・暮らしていた土地などがすべて失われ『確かにいたはずの友人や家族』も『自分の記憶』も思い出せなくなった(1回目)。
偶然精霊に保護されて生き延び、至灰期を過ごす。精霊の住み家が至灰期の『現行人類(フラクロウ)』に襲われて、精霊が死亡。ギリギリで逃された(2回目)。
現在は大図書館で教職についている。トラベルが自分の出身世界(の未来)に飛ばされたと知って、一番焦ったのはこの人。
・ルウルゥ
大図書館生まれ、大図書館育ち。備品管理課に勤める職員。
とろみのある乳白色の翼をもつ、ペンギンとマナティの中間のような生き物。
『教師』が至灰期から逃げてくる時に手助けをした。
・その他
ノル:ルーン文字のような、力を持つ言語。ドット絵のような見目。
ハピーメロウの時代に使用されていた文字。
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