今年摂取した創作物
森エルダット
第1話
年の瀬だし暇なので書きます
全部書くとだるいからかいつまみます
レビューはもっとかいつまみます
にわかすぎるけど許せ
・人生に残る作品
限りなく透明に近いブルー
十九歳の地図
N/A
蛇にピアス
悪の華(アニメ)
・本当に摂取してよかった
リックアンドモーティシーズン4
のんのんびよりのんすとっぷ
虐殺器官(小説)
あひる
ブラックボックス
しろいろの街の、その骨の体温の
猫街
中国現代文学24号
さよなら絵梨
おやすみプンプン
デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション
ドミトリィ
授乳
・本当に摂取しなきゃよかった
Sonny Boy
異世界おじさん
王様ランキング
マッドマックス怒りのデスロード
カルチャーセンター
限りなく〜は、今までの人生で摂取した創作物の中で一番良かったかもしれない。文章が上手いと言うより、何が起こっているのかわからない。一体どうすれば自分が話しているのと同じ言語でこんな描写が、表現が出てくるのか意味不明。乱交パーティやドラッグの描写が嫌と言うほど出てくるのに、解説の言葉を借りれば全編通して「すこしやさしくてもろい」。ぶん殴られると同時に、言葉って自由でいいんだなって思った。
N/Aは、作者より自分の方が七つも下なのに、自分より若者の目を持ってて嫉妬した。描写の現代性が正確でありながら、それを単に風景として書き出すだけじゃなくてしっかり話の核心と繋がってる。まどかはありがちな体温がない「LGBTの主人公」ではなくて、血の通った一人の人間だって思えた。
悪の華もよかった。個人的に仲村さんみたいなクラスメイトがいたから余計に刺さったのかも。ずっと冷たい歪んだ釘を打ち付けられてるみたいな感覚がした。特に教室を「ぶっ壊した」あとに二人が無言で手を繋いで帰るシーンを長尺で流したところと、「向こう側」に手が届きそうになったところで警察に取り押さえられて無力にクソムシクソムシ連呼する仲村さんのシーンが好き。
リックアンドモーティは安定して最高のギャグアニメ。
のんのんびよりは帰る場所。
デデデデとおやすみプンプンは、作者が同じだからなのか、最初はインパクト強くて、そこから人間ドラマが続いて、最後に無理矢理畳む感じあるのに最後の最後にめっちゃいいシーンぶち込んでくるって構成は同じだった。でも好き。特にデデデデのラストがこれでいいはずなのに寂寥感がエグくて好き。
授乳を読んでやっとわかった。村田沙耶香さんが武器商人だってこと。しろいろの街の〜でも、コンビニ人間でもそうだけど、常に主人公は何かと戦っている。その方法はあまりに鋭いけど、同時に読者である自分たちの無害さも映し出す。金原ひとみさんの方が尖った小説書くイメージある人多い気がするけど、どっちかと言えば金原さんは看護師っぽい気がした。
ドミトリィは変。本当に変。謎は謎のままだし、そうでなくても気持ち悪い。それなのに清潔で殴られた感覚がする。小川洋子さんとは搭載されてる眼球の種類が違う気がした。
異世界おじさんはセクハラが善悪以前につまらない。倫理観が壊れているのに誰も指摘しないせいでスリラーホラーみたいな展開が続いた。
王様ランキングは主人公を拷問して殺したくなる。別に主人公が嫌いなわけじゃない。この生ぬるくて無毒な異空間に痺れを切らして破壊したくなる。
マッドマックス怒りのデスロードは、なんかぶっ飛んでたクラスメイトに同窓会で久々に会ったら丸くなってて社会の圧力と厳しさを実感したみたいな体験だった。なぜマッドマックスって言ってるのに、面倒くさい人間関係とかフェミニズムが必要なのか分からなかった。フェミニズムがマッドだって主張してる激ヤバド保守脚本説ある?パージ大統領令の方が整合性なんか無視してさんざんヒャッハーするだけの、よっぽどマッドマックスな映画だった。
Sonny Boyは、今年摂取した中で最低だった。全てが貧困すぎる。貧困な発想に貧困なテーマ、それを貧困な描写で映し出す。人を殺すシーンでこんなに怒りが湧いたのは久しぶりだった。その原因がいい加減にしろっていう制作サイドへの怒りだったのは人生で初めてだった。
今年摂取した創作物 森エルダット @short_tongue
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