5話 胡蝶
些細なことに拘って口論となり、君を怒らせてしまった。あれから一週間、君は口もきいてくれないね。もう、駄目なのかな?
窓際からひらひらと舞い込んだ一頭の胡蝶が、あの日からずっと、夢と
どちらが……
なんてことは、さほど重要ではないことに、きっと君も気づいているのでしょうね。
肝要なのはそこに、片割れが居るかどうか。
そして紡いだ言の葉が、ふたりを繋いでくれたことのよろこび。
どんな
眺めるのは君とがいい
また君と
たとえ散ったとしても
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