それでも僕は恋をする。

琥白音

プロローグ

偶然とキセキ

あの日。あの夏の日。俺達の冒険は世界を、この街を変えた。

あの夏に彼女に出会ったことで、俺の人生は大きく色を変えた。

猫が餌を食べるように。鳥が巣立つように。

それは必然で、キセキだった。


君は言った。


「これは偶然の成すキセキだね。」


俺は言った。


「これは必然。いつかは起きていたこと。そして、キセキ。」


君は同意しながら笑った。


”じゃあ、偶然と必然に貰ったキミに、出逢えたキセキに感謝だね。”


その偶然に、キセキに感謝しよう。

キミに出会えたキセキに、偶然に。

じゃあ、そのキセキをどう守っていこう。

出会いは簡単。でも守るのは人生最大の課題。


いつかの君と、また出会えたら





僕はどれだけ幸せなことだろう。





その結末は誰も知り得ない。

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