第12話 異世界人の地球観光

魔王の娘、ルナを泣き止ませた後"古代魔法"の一つ、"時間回帰"で校庭を元通りにし、エリーゼに頼み、禁呪指定魔法の"記憶改竄魔法"で学校全体に今回の事を全て忘れてもらった。

そして言った通りルナを一緒に連れ帰って来た。


「何だ、割と普通なのだな、勇者よ」

「何だよ、普通が一番だろ」当然のことだと言うアルト

「確かにその通りだ」さも当然みたいに言うカルナ

「生活環境は整ってるから問題は無い」普通に生活出来るのなら問題無しというイーナ

「アンタ達と違って私達は過度な贅沢はしないのよ」自分達は謙虚で慎ましく生きるのだと言うリーファ

「ルナさんもここで生きていく以上、この生活に慣れてくださいね」とりあえず慣れればいいと言うエリーゼ

「むぅ、分かった、世話になる以上文句は言わんのじゃ」


そして再び禁呪指定魔法で母さんと姉さんの認識を歪めて、ルナはエリーゼの従姉妹の子(髪色がエリーゼと同じ金髪だから)で、親がしばらく出張で家を空けることになってしまったから自分達が急遽預かることになったと説明した。


夜になると急にルナが俺の部屋にやってきた

「街を案内して欲しい?」

「そうじゃ、我はこの世界のことを知らぬからの。勇者ならこの世界のことをよく知っているのだろう」

「まぁ、自分の住んでる街くらいだったら、それなりに知ってるけど」

「我がいつか元の世界に戻れた際に、この世界の仕組みや技術を少しでも取り入れるために勉強も兼ねてじゃ、だから頼む」

「まぁ、明日は休日だし別に構わないけど」

俺が承諾しかけた時


「ちょっと待った!」

大きな声と共に

カルナ、イーナ、リーファ、エリーゼ、俺のパーティメンバーがやって来た。


「話は聞かせてもらった!」

「勇者様、お出かけなら私たちも連れて行って」

「確かに、私達だってこの世界のことを見て回りたいしね」

「勇者様、約束しましたよね、いつか自分の世界を案内すると、言いましたよね」


確かに、魔王討伐の旅の途中につい軽く約束してしまったが。


「....分かったよ、じゃあ明日はみんなにこの辺りを案内するから」


「確かに約束したぞ」

「明日が楽しみで寝れるか心配」

「イーナ、寝坊したら置いて行くわよ」

「今のうちに準備しておきましょう、勿論

ルナさんもですよ」

「分かっておる」


こうして異世界人の地球観光が決まった。

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