『鳥が鳴いたら』

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第1話

朝、小鳥たちが囀ずる声で目が覚めた。ベッドの中で寝返りをうとうとして、自分の隣に誰か居ることに気付く。布団の中は生温いような空気に覆われていて、息苦しい。まぶたを上げるとそこには......

「あ~。おはようございましゅ! えへ~」

舌足らずな少女の顔が至近距離にあった。びっくりして思わず起き上がるとそこはリビングだった。夢かな......? と思ったものの昨日の記憶がしっかり残っていることに気付く。どうやら本当に昨日の出来事らしい。えっと何してたんだっけ? 俺。たしか、仕事終わらせて......それから、家に帰ってきて......ん ゙ー......思い出せない。まあいいっか(思考放棄) 俺は椅子に座りながら腕を組み、うんうん唸っていたみたいだ。

すると突然 ピンポーン♪ と玄関のチャイムが鳴ると同時に扉が開く音がした。宅配便か何かが届いたのだろうか、そう思って立ち上がり扉を開けると、そこに居たのは段ボール箱を持った配達員ではなかった。そこにいたのはメイド服を纏った美少女だったのだ。彼女は俺を見て

「はじめましてご主人様っ♪」

と言って抱き着いてきた。しかもそのままキスをしたのだ!!頭が真っ白になる俺にお構いなしに舌をいれてくるメイド服姿の女の子。キスだけじゃ足りないようで今度は舌で俺の口の中を舐めまわしてくる。これなんてエロゲですか?そんなことを考えている間にも女の子は俺の口内を舌で攻め続ける。しばらくしてようやく彼女が離れると俺と彼女の唾液が糸を引いていた。

「えへへぇ......ご奉仕ってこういうのでいいよね?」

何がいいのかはわからないけれどとにかくエロいことをしたい俺は彼女を部屋に上げることにした。もちろん家にだ。そうして俺はこの子に名付けることになったのだがなかなか決まらず、最終的に俺が好きなアニメである魔法少女の名前を使うことになった。

「お前の名はミルキーウェイ! 今日からお前はミルキィウェイだ!!」

ミルキー・ウェイ......我ながら厨二病全開で痛いやつだと思う。しかしそんなことは関係ないと言わんばかりに笑顔で名前を呼んでくれる彼女......いや、ミルキィ・ウェイに向かって俺も一言返す。

「君は美しい......」

「......はぅ///」

ゾクッ......今なんか寒気が走ったような......気のせいだよな? こうして新たな仲間を手に入れた俺は早速執筆作業に入ったのであった......っとその前に一つ言っておかなければならねえことがあるな。

「ミルキー......ちょっといいか?」

「どうしたのご主人様ぁ~」

......やっぱそのあざとい言い方なんとかなんねぇかな、まあそれはともかくとしてだ。 「服を着ろ。」

「なんで~?」

「いいから着ろ!!」

「......はい......」しゅん...... あ、やべえめっちゃ楽しいw ミルキィが落ち込んでるのを見ながら俺は設定を練っていくのであった......っとこんなもんか。

「ほらよこれでどうよ」

「......」

ぷいっ

「おい! 無視すんじゃねえーぞ!!」

「ふんだっ」

あっやっばw 可愛すぎるだろwとりあえずこんなんでどうでしょうかね......

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『鳥が鳴いたら』 パソコン @meganepapadoragondesu

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