青年退職
勝利だギューちゃん
第1話
「俺の居場所は、ここにはない」
度重なる人工問題。
食糧不足。
政府・・・いや、国連はとんどもない法律を出してきた。
「この度、国連では身長170センチに満たない成人男子から、人権を奪う事としました」
ストレートに「死罪」と言わないところが憎い。
人権がない。
つまりは、病気になっても病院に行けない。
お腹が空いても、何も食べられない。
自由に恋も出来ない。
と、いうことだ。
次の日から、選別が行われ、身長170センチに満たない成人男性からは、人権が奪われた。
喜んでいる方も大勢いたが、俺は168センチ。
人権を奪われてしまった。
衣食住を全て失った。
人権のあるものが、お情けで助けるのはいいが、自分の医師では許されない。
驚きはしない。
ショックもない。
「低身長の男性には人権はない」
昔から、そう言われていた。
そして、自分から死ぬことも許されない。
後始末はさせるなということだ、
なので、ロケットが大量生産されて、低身長の男性は詰め込まれる。
元は取れるらしい。
別に構わない。
もう、あきらめていた。
世間はそうなのだ。
「俺の居場所は、もうこの星にはないのだ」
そして、ロケット飛び立つ。
どこまで持つのか?
ただ、地球は汚かった。
その時、隕石の大群が地球に衝突。
跡形もなく、地球は消えた。
最後に綺麗な花火が見られた。
青年退職 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu
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