1周年記念
〜セシリア歴0年代〜
地球放棄作戦『ミルキーウェイ』が成功して、人類の殆どが惑星セシリアに移住して数日後。
地球人の多くが惑星セシリアで開拓に性を出してる最中。
ジョージ=グライムブラスは折れた木の枝に何かを書きなぐっていた、
数カ月後、
開拓も進み村が出来始めた。
セシリアに持ち込んだ機器の中で、宇宙に住む者達との戦闘を想定して日本で試作したものの結局実戦に出せなかった『
ジョージは皆に秘密裏に81式を搭載した輸送艦に特殊なレーダーと81式に特殊なプログラムを施した、
輸送艦は宇宙へ飛ばされた。
その後、ジョージはセシリアで初めて作った本に何かを書き記した、
『悪意を持った星の人達の対策以外に読むな』と、
その本の内容には妻のマリアも難色を示した、だがジョージは有る理由を述べた…
宇宙に漂う輸送艦、その輸送艦に搭載された81式のボイスレコーダーには3機共こう記録されてた。
『此方は曾て地球に存在したNasaとJaxaの共同運用計画『オペレーションモリアーティ』の参加者、『ジョージ=グライムブラス』このメッセージが届く時は輸送艦に取り付けた電磁波解析アンテナからA.Iを認識してバーサーカーモードで81式装甲戦闘攻撃機が起動したのだろう。其れだけ地球人類を滅ぼそうとしたA.Iは宇宙に住まう総ての活けとし生きるもの達にとっては脅威なのだから、私は反セシリア症候群で地球に帰れぬ身で在りながらもA.Iを危険視している。
セシリアへ逃げ延びた人達は月に有る大型A.I施設を核攻撃で破壊、彼等は其処で安心感を覚え満足感を覚えてもう存在しない。やって来る事は無いと想うだろう、だが私の予測では宇宙の何処かにバックアップが有る筈だ。そしてA.I達は何時かはセシリアを見付けるに違い無い。万が一セシリアにA.I達が侵攻した時先手を打つ為にあの星、セシリアでの研究を再開した、研究を進めた結果、恒星セラフィムから発する『エーテル』はセシリアの大気圏で『マナ』に変換されてセシリアに降り立った者は身体が少しづつマナに適応していく、其れが『反セシリア症候群』の正体に違い無いと。私が書き記した本には地球から惑星セシリアに逃げ延びた人の中から地球に有るA.Iの工場で端末が乗っ取られて色んな所を検知される事を承知で秘密裏にアクセスしたが、乗っ取られたがソレでも手に入れたモノが有った。無制限に学習して無制限に成長するA.Iに対してパイロットとメカニックの能力次第で幾らでも強化出来るAF『ソルドシリーズ』を確実に超える為に『
彼の残した書物には可変合体AF『エクスカリバー』と簡易量産機『ムラマサ』の設計が描かれてた、特にマジックジュネレータは事細かく丁寧に描かれてしかもソレにはコックピットに設置すべしと書かれてた。
フルンティングとムラマサのセントラルファイター『ウチガタナ』の変形構造は、
胴体側の主翼を水平から胴に沿う様に垂直に下げて後部外側の垂直尾翼をメインスラスターに沿う様に角度を変えて、機首を繋ぐクランクアームを正面から上に上げてキャノピー周りのカバーを下に回して機首の先端を下に下げて。
ハルパーの変形構造は、
中央部とその後部コックピットを180度それぞれ回して、主翼両端のマルチポッドを外側に向けて固定カバーを開きマルチポッドの先端を180度回してマニピュレーターを出してカバーを閉じて、メインスラスターを内臓した肩アーマーはそのまま両腕を下に向ける。
トカノツルギの変形構造は、
後部中央を基点に後部コックピットを真上に回して、胴体上部のデルタ翼を根本から2つ折りで畳み、胴体下部のメインスラスターを膝側を基点に先端側に回して、中央を分割、先端の向きを90度変えて更に胴体側を外側から内側に回して最後部外側の垂直尾翼の代用の方向舵を脚首側に回して。
ハルパーをフルンティングの前より下側。トカノツルギをフルンティングのほぼ真下に接続。
武装の大部分の設計はソルドのモノをベースにハルパーとトカノツルギでも干渉無く工夫しつつ新規設計、フルンティングとウチガタナは対応出来ないが、代わりに胴体外側にレーザーガンと兼用出来るレーザーソードと内側とキャノピー側面にと30ミリバルカンを搭載する様に設計した、レーザーソードのホルスター外側側面に火力を増設する為にミサイルポッドを取り付けられる様にした。
また設計段階で3機が合体したまま巡航形態に変形出来る様に成ってる。
可変合体AF『エクスカリバー』を書き記した書物を幾つか制作したジョージだが、
それでも彼はまだ納得しないのか、
『エクスカリバー』を書き記した書物とは別にもう一つの書物を書き記した。ただし『エクスカリバー』の半分以下程に、
その書物には最初に『悪意を持った星の人の対策以外には読むな』は共通しているが、其処にはこう綴られてた、
『セシリアにAIが攻め込み君達はその時はもう一つの方でエクスカリバーを制作して対抗したに違い無いかも知れない、嘗て無制限に学習して無制限に強化されるAIに対してパイロットとメカニックの腕前次第で幾らでも強化出来る『ソルド』をAIがコピーしたに飽き足らず。そのソルドを超えようと『可変合体戦闘機AI』を設計したがコレを手に入れソレを元にエクスカリバーを設計したが、ソレではソルドの時と変わらないのだ、違いは誰が作ったかだ。そしてコレもそうだ、『オリジナル』を超える為に2機の強化可変合体戦闘機と其れ等の合体形態、3機のマジックジュネレータで何が起こるか解らないのに5機分も使うと何が起こるか解らないのにソレでも使う事に成るなら。止めはしない、ソレが君達の選択なのだから』
対アクティブステルス近接戦闘機『アマッポ』の変形構造は、
レーダーブレードを兼ねた縦に長い機首と底に近い左右側面の赤外線センサー、X線センサー、紫外線センサー等の複合センサーパック事機首を水平から垂直に下げながら下に移動して機首根本上のコックピットは水平のままにして同じく水平にしか開かないアームで繋がったバーニアを含む複合ユニットを変形前は前だったのが後側に移動する、コレはトカノツルギ側の武装類を取り出す際に取り安くする為。複合ユニット内側は可動式二次元ベクタードノズル搭載のバーニアとジュネレータにラジエーター内蔵。
外側は時限炸裂ロケットランチャー、散弾砲、拡散ビームカノン、空対地マイクロミサイル、ガトリング砲、ビームガトリング砲、
トカノツルギ中央前部、ランディングスキッドを兼ねた部分にアマッポの専用接続アームと接続。
多方向ピンポイント攻撃戦闘爆撃機『アンサラー』の変形構造は大文字アルファベットの『T』にもカタカナの『ト』にも似た中央パーツを軸にコックピットを兼ねた機首を上に回しながらも、コネクターを水平にしてコックピットも前方側水平に向ける、上部に強化レーザーガン兼ロンググリップの強化レーザーソードを内蔵したスラスターユニットは水平のままだが主翼は翼端を後に回して下に向けて、主翼前のレーザーカノンは多重ジョイント関節で上下左右前後に狙えて首翼後部のリニアガンも同様に多重ジョイント関節で色んな方向を狙える。コネクター部分はアマッポの専用接続アームかフルンティングのメンテナンスハッチと兼用のランディングスキッドとハルパーの航空機形態時の機首固定パーツを90度向けて接続、
アマッポとアンサラーのみでの接続は重攻撃戦闘機『グリフォン』となるが、『エクスカリバー』と接続すると。
またアンサラーではメインジュネレータでも有った最後部のユニットは専用のアームで脇を抱える様に前に移動しながらもグリップとレールとセンサーが飛び出して、高出力のレーザービームキャノンが使用可能と成る。
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