ゲーツの宇宙への希望

(ゲーツは火星にテレパシーではなく、宇宙

船で行き直接訪れていた。此れから宇宙平和

の為にカーコに会いに…)


『アラ、アラ!カーコさんお久!!お元気ー

ですかー?』


『元気なわけがなかろう。聞こえたぞ。何で

またアースに肩入れしてるんだ?あんなアー

スほっとけば良いのに!!』


『まーまー。そう言わずに私のお話聞いて下

さいな!きっと晴れますよ』


『分かった…分かった何だ!言ってみろよ!』


『其れでは、まずカーコが今気にしている地

球が火星探査していた理由について、地球は

決して火星を乗っ取る意思はありません。何

故なら宇宙平和の為に共同生活を考えていた

からですよ。火星の環境がより変われば今よ

りも素晴らしい環境で生活ができ、活気のあ

る星にしたいと考えたのが地球だからです』


『なっ…何?アースはこの星を奪う。アース

の寿命が少ないから乗っ取ると聞いていたが

…。何故それをゲーツが…』


『私の星…月も探索された時に確信したので

す。その理由を!残念ながら月は開拓が困難

だと…その時はショックでしたよ!我が星の

素晴らしい環境の夢がなくなってしまったの

で、其れでも地球は探査を続けて今も諦めて

はいない様です。可能性が低いのに…まさに

信念です』


『そっか…其れは残念だったな。なるほど、

分かった。何をすればいい?』


『反射リンクパネルを火星に設置していただ

けるー?図面と角度は此方のデータベースに

入ってますので、宜しくね。カーコ!!』


『分かった。ゲーツを信じて開発する』


『其れじゃ頼みましたよ。カーコ』


『ゲッ、ゲーツありがとな。色々話を聞かな

かったら今でもアースを憎んでいたところだ。

間違った情報で本当は寂しかったのが正直だ

った。気付かせてくれてありがとうゲーツ』


『ではまた…お会いしましょう』


(ゲーツは火星を跡にした。カーコのアース

嫌いは内心ゲーツに不安はあったが、真実を

伝えなければならない。その気持ちが通じた

のであろう。そう…ゲーツは思い、笑みを浮

かべていた)

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