全世界の暴動

(其れでは次のニュースです)

(各国で暴動や反乱が相次ぐ中、各政府側の

対策は手に負えない状況下にあると、スペシャ

ルジャーナリスト達の報道が飛び交っており、

収まりを止まらないとの事です)


 俺はニュースを見て確信した。遂に来たか

H、B型。破滅のウィルス、このウィルスが

到着したと言うことは…もしかすると…。


 ピピッピピッピピ!


 ん?ミヨからだ!行ってみるか。


『お早いですね。早速ですがウィール惑星の

動きに異変があったので報告します。どうや

らウィール惑星ごとアースに向かう経路があ

ります』


『なっ何だって!地球へ?何の目的で?…ま

さか激突とか考えてないよな?ミヨ、ウィー

ル惑星に爆薬物みたいな反応とかは調べられ

るか?』


『可能です。調べてみます。少しお待ち下さ

い』


『頼む!』


 俺はやな予感がしていた。惑星ごと向かう

事は最終手段だと感じた。違っていれば良い

のだが!いやっ…待てよ。惑星が地球に向かっ

て事は造られた惑星なんだよな?移動が出来

るんだから、完璧に制圧するつもりなのか?

やはり無傷で手に入れたいに違いない。


『調査完了しました。爆薬物は見当たりませ

んが、エネルギー反応はありました。きっと

惑星を動かすための物と思われます。推測に

よると、アースの大気圏近くまで寄せる模様

です。従って完全制圧と断定します』


『やっぱりだ!ウィルスが尽きるまでやめな

いって事だな!そう言う事だろ…ミヨ?』


『確信はないですが、確率的に…。ご実家か

ら連絡です。少しお待ち下さい』


『実家からか!もしかしたら、完成したのか

?何だかワクワクするな!』


『通信連絡終了しました。遂に完成したとの

事です。研究開発をおこなった種類は以下の

通りです。

(①対ウィルスワクチン)

(②ウィルガン)

(③ウルトラスーツ)

(④ミクロゲート)

(⑤ウィルスリセットシステム)

以上が開発完了となりました。よって、スバ

ルさんは此れからウィール惑星に侵入し、ウィ

ルス撃退の任務について貰います』


『よっしゃ!!待ってました!!いやー、ド

キドキが止まらないよ。いつ出動するんだ?

今か?其れとも明日か?なってば、なっ!!』


『そう焦らないで下さい。準備は慎重にしな

いと危険が及びます。もしも作戦が失敗する

と、アース自体にも危険が及びます。ウィー

ル惑星の無力化が目的にとなる以上…失敗は

許されません』

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