想像絶するバトル
えっと…まずは詳細だったな。バトルタイ
ム1秒?(地球時間60分)60分か。焦っ
たぁ…。それで次に、勝利条件は敵撃破だよ
な。敗北条件はタイムアウト、スタミナゼロ
(液体消失)かぁ。液体消失って何だろう?
勝敗どちらもこの白い部屋に瞬間移動かぁ。
そしてバトル条件は、アイテムの宇宙グラス、
口の中に専用液(口いっぱい)かぁ。何で?
どうすれば良いんだ?アイテムも何処に?
『それについては…』
『うわっ。ビビったぁー。聞いてたのね。』
『はい、最初からずっと聞いていました。』
『取り直し、それについては私がご説明致し
ます。この度のバトルに必要なグラスと液体
です。グラスを掛けると宇宙人の見た目が地
球人に見えます。そして液体は、口に入るだ
け入れて下さい。飲まれても体に害がありま
せん。味、匂いもありません。』
『それでは準備が整いましたらバトルをタッ
プし床の赤い円の中にお入り下さい。円の中
に入って意気込みを叫んだら転送されます。』
おぉっ…。
壁からグラスと容器に入った白い液体が出
て来た。グラスを掛け、口いっぱい含んで、
赤い円の中へ…。
(液体を口に含んでいるから叫べない…。)
『ンゴンゴ…。』
『大丈夫ですよ。聞こえてる言葉ではないの
で。意気込みを入れて叫んで下さい。』
『ンゴ?ンゴンゴウン(あっそうかヨシ)』
『ンゴーゴー(スタート)』
あたり一面光で包まれる様になり景色が出
てきた。
『ここがバトル戦場か…。大地が広がってる
感じで天気も良いし良い所だなぁ。』
と感傷に浸ってる場合じゃない。敵を探さな
いと…。
ブハァッ…
俺は液体を消失してしまった。白い部屋に戻っ
ていた。
『お疲れ様でした。リベンジなされますか?
それとも戻りますか?』
ちょっと待って…何このカッコ。全身タイツ
に胸には白文字で アース(地球) 何これ。
カッコ悪いよー。やだよー。俺のヒーローと
してのイメージが…追い求めてた…。
この全身タイツ……俺は全身の力が抜けた。
『このバトルスーツは強度、耐熱、耐冷、防
水、その他もろもろ満載スーツです。これを
装着しない限りバトルは不可能になります。
戻りますか?』
ちょっちょっと待って…気持ちを整理しな
いと…ハーーッ……。
『戻りますか?』
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