第7話選択
延命治療、、、、、、、、、、、、
「一度、延命治療を続けたら途中で止めることができないので
じっくり考えてる時間もありません。」と事務的と問われた
今すぐ決めないといけない
妻の命の選択、、、、、、、、、、、
「今、すぐですか?」問いかけた私に
先生は
「猶予がありません」
私の後には看護師さんに衣類を着替えさせられた妻
静かに気持ち良そそうに寝ている、、、、、、、、
重篤な状態には見えない妻
しかし、命の火が消えかけている、、、、、、、
涙が止まらない、、、、、、、、
「なんとか、明日の朝、子供達が到着するまでは、、、、、、、
延命はしない方でお願いします」
先生にお願いした、、、、、、、、
「奥さんは、まだ40歳と若いのと運を信じましょう」と言って
先生は去った
看護師さんに支えてもらって
何とか立ち上がって、、、、、、処置室を後にした
そして、
妻は別の部屋に移動して
私も着いて行った、、、、、、、、、、、
妻が運ばれた場所はICU集中治療室
準備ができるまで待機の部屋で待たされた
その間に妻の両親に連絡した
妻の両親からは
妻の実家に子供達がいることを教えてもらった
妻の命が危険な事、、、、、、、、、、、、、
明日の朝まで生きているか?わからない状態だと伝えた
明日の朝、子供達と一緒に来ることになった
私の両親にも連絡し
すぐに来てくれることになった
1時間ぐらい待たされた、、、、
看護師さんに呼ばれて妻の近くに寄れたが、、、、、、、
医療器具に囲まれた妻の姿があった、、、、、、、、、、
「妻の死」
「どうして?」
泣きながら妻の手を握った、、、、握りしめた
どれぐらいの時間が経過したのか?
いつの間にか
後ろから看護師さんに声をかけられた
「奥様は、自分で呼吸できない状態で体温も40度を超える高熱」
「脈も弱く、、、」
「会わせたい人がいるなら急いだ方がいいです」
「けど、私の個人的な意見ですが
きっと奥様は助かります。信じましょう」と勇気づけられた
気休めの言葉だった
多分、妻より私の方が死にそうな顔をしていたから、、、、、、
この最後の一言は今でも脳裏に残っている
それは、希望となった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます