『終末兵器』


国内米軍基地を全て制圧し、在日米軍が残した通信機を解析していた日本自衛隊のもとへ、電磁パルスによる通信妨害を通過して『謎の存在 X 』からの秘匿通信が入る。


「我々は『終末兵器』を持っている。 一度ひとたび使用されれば、その炎は人類が終末を迎えるまで消えることはないだろう。 三日後、全世界へ再度警告を行う。 国民、そして国そのものを守りたければ、この警告後に完全な武装放棄を宣言せよ。 二度目の警告はない」


存在Xの正体は全くの不明であったが、電磁パルスを用いて完全に外との交信を断絶したはずの日本に通信をしてきたことが何よりの武力示唆であり、彼が語る『終末兵器』の存在を恐れさせるには充分だった。


総理大臣は裏で全政権を握っている天皇陛下にこれを報告。日本の未来が左右される決断が上層部で論議される。

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