第5話 子猫の新しい家

「ここが、お前の家か?」


 そこは、この街の住宅街の一角。

 ヒロに手を引かれ、辿り着いた先には、一戸建ての立派な家があった。

 二階建ての家。庭もそれなりに広く、車庫もある。


「はい、そうですよ。どうぞ」

「……」


 ずっと根無し草だった咲希は、おせっかいで強引なヒロに、ここまで連れてこられてしまった。

 けれど、いざ、ヒロの家を目の当たりにして。

 ヒロの家族のことを考えた咲希には、躊躇いが生まれる。


「……咲希さん?」

「……やっぱ、いいよ。わたしは」


 迷惑をかけたくない。

 幸せな家族の邪魔をしたくない。

 咲希は、そう思った。


「駄目ですよ」

「――は?」


 それなのに、ヒロは、咲希の手を引いた。


「今さら、そんな遠慮はなしです」

「お、おい!」


 咲希の手を強引に引いて、ヒロは歩き出す。

 門を開いて、玄関を開けて、


「ただいま」

「――あ、お兄ちゃんだ!」


 ヒロが玄関で「ただいま」を言うと、リビングの方から可愛らしい声が聞こえてきた。

 そして、すぐに、足音を響かせながら、幼い少女が姿を見せた。


「おかえりなさい、お兄ちゃん!」


 小学校低学年くらいの女の子。

 ヒロの妹らしく、甘えたい気持ちが全身が溢れ出ていた。

 その様子から、彼女がどれだけヒロを慕っているかわかる。

 ――と、いつもなら、すぐにヒロに抱き着くけれど、今日は立ち止まった。

 そして、ヒロの手に抱かれる猫、次いで、ヒロと手を繋ぐ小柄な金髪少女に目を向ける。


「……」


 最終的に、繋がれたふたりの手で視線を止めたヒロの妹は、叫ぶような声をあげる。


「パパ、ママ! お兄ちゃんが、猫さんと彼女を連れてきた!」

「――か、かか!」


 彼女という言葉に、咲希がこれ以上ないほど動揺する。

 今まで、色恋とあまり関わりのなかった彼女には、少々刺激の強い言葉だった。


「……っ」


 その勘違いの原因が、繋がれた手にあることを今さらながらに思い出した咲希は、


「い、いつまで繋いでんだ!」

「あ、ごめんなさい」


 顔を真っ赤にして、ヒロの手を振り払う。

 それからも、落ち着きなさそうに視線を彷徨わせていた。


「どうした、咲奈」

「おかえり、ヒロちゃん。……あら」


 と、続いて姿を見せたのは、中年の男性と女性。

 こちらも、説明の必要もなく、ふたりがヒロの両親であることを、咲希はすぐに理解した。

 優しそうな大人を前にして、咲希は、逃げるように視線を逸らした。


「ヒロ、その子は? ……あ、もしかして」

「うん。昨日、話した子だよ」

「っ。お、お前、わたしのことなんか言ったのか!」

「うん。それで、相談にも乗ってもらったんだ。もしもの時は、咲希さんを家に泊めてもいいかどうか」

「なっ……に、言ってんだ、お前――」


 開いた口が塞がらない咲希の前で、ヒロは、両親に頭を下げた。


「お父さん、お母さん、もう一度、お願いします。これから、しばらく、咲希さんを、家に泊めてあげてください」


 にゃあ……。

 そこで、自分の存在を主張するように鳴いた猫のこともお願いする。


「それと……この子を飼ってもいいでしょうか?」

「……絶対、無理だ」


 誰にも聞こえないように、小声で、咲希は呟く。

 かろうじて、猫は大丈夫だと思う。

 だけど、自分は完全にアウトだ。

 金髪で怪我だらけで薄汚れた格好をした自分――まともな親なら、そんな奴は問答無用で家から追い出す。

 それなら、それでいい。むしろ、その方がいいと思った。


「――わかった、いいよ」

「話を聞く限り、大変そうだものね。力になってあげましょう」

「――はっ?」


 だが、突然聞こえてきた信じられない言葉に、咲希はすごい勢いでヒロの両親を見た。

 どちらも、優しそうな雰囲気を持つお父さんとお母さん。


「さ、家の中へあがって」


 そんなふたりが、そのまま、当たり前のように自分を家へあげようとするものだから、咲希は思わず叫んだ。


「あの、ちょっと待ってください!」

「?」

「あら、どうかした?」

「……いや、あの、いいんスか? 本当に、自分みたいなのを家にあげて?」


 自分の姿を見れば、自分がどんな人間なのかはすぐにわかるはず。

 そんな当然の疑問に、しかし、やはり、信じられない答えが返ってくる。


「ああ、いいよ」

「ヒロちゃんが助けてあげたいって思った子だもの。わたしも、孝幸さんも、信じるわ」

「……」

「さ、咲希さん」


 ヒロの声に、振り向けば、そこには、自分の優しい両親を自慢する可愛い笑顔があった。


「ようこそ、わが家へ」


🐈


 ――ぴちょん。

 ヒロの家のお風呂。

 その浴室に、咲希が入っている。


「……」


 あの後、すぐに、お風呂へ案内されて、ずっと着っぱなしだった服を久しぶりに抜いで……そして、本当に、久しぶりに、温かい湯船に浸かった。

 ちゃぱ。

 お湯を手で掬う感触と、音。

 どれも久しぶりのもので、なんだか、不思議な感覚を味わった。

 咲希の小さな体は湯船にすっぽり収まり、温かいお湯でそれまでの身体の緊張が溶けていく。


「……あいつ、親から信頼されてるんだな」


 思わず、ぽつりと零れた言葉。

 その呟きには、どこか、寂しさや、悲しさや、悔しさにようなものが含まれていた。


「……やっぱり、駄目だろ。わたしがここにいたら」


 ボディーソープで身体を洗い、シャンプーで髪も洗った。

 さっぱりして、気持ちいい。

 お湯の熱で、心も体も温まっていく。

 だからこそ、思う。

 自分には、こんなものを受け取る資格はない。

 こんな風に、甘えていたら、自分は駄目になる。……弱く、なる。


「……こんなことされても、わたしは、何も返せない」


 やっぱり、隙を見て逃げよう。

 あの夜、病院から逃げ出したように。

 これ以上、邪魔にならないように。

 久しぶりのお風呂に浸かりながら、咲希は、そんなことを考えていた。


🐈


「どうぞ、召し上がれ」

「……」


 お風呂から上がった咲希は、脱衣所に用意されていたパジャマを着て、ヒロの家のキッチンにいた。

 そして、椅子に座らされて、目の前のテーブルの上に、美味しそうなできたて料理を並べられた。


「野菜炒めです。栄養が不足しているみたいですから、いっぱい食べてくださいね」

「……」

「あ、もし、さっきのでお腹いっぱいだったら、無理しないでくださいね。食べられるだけ食べてください」

「……お前さ」

「――はい、なんですか?」


 きょとんとしているヒロを前にして、咲希は、言おうとしていた言葉を見失った。


「どうぞ、ご飯とお味噌汁です」


 ほかほかのご飯といい香りのする味噌汁まで置かれる。


「飲み物は何がいいですか? 麦茶でいいですか?」

「……あ、うん」

「わかりました」


 おそらく、普段から料理を作ったりしているのだろう。

 可愛らしい見た目にエプロン姿。

 男であることが信じられない光景だった。


「……」


 咲希は、再び、視線をテーブルの上に戻す。

 目の前に与えられたおいしそうなご飯を前に……


 甘えるな!


「――」


 誰かの言葉と自分の言葉が心の中で響いて、重なって、びくりと体が震えそうになる。


「……」

「? あの、どうかしましたか?」

「――っ」

「もしかして、やっぱり、お腹いっぱいですか?」

「……いや、食べる。食べるよ」


 咲希は、箸を手にして、用意されたご飯を食べ始めた。

 色んな野菜とお肉が一緒に炒められた野菜炒めをひとつまみし、口の中へ運ぶ。そして――。


「――美味い」


 感動が押し寄せるほどの味に、思わず、素直な感想が漏れる。

 そんな咲希の言葉を聞いて、ヒロは思わず、笑顔になった。


「お口にあったなら、よかったです」

「あ、ああ、うん。本当に、うまい」


 それからは、咲希は次から次へと野菜炒めを口にへ運んだ。

 ご飯も美味しくて、味噌汁も美味しくて……幸せな気持ちが広がった。


「それじゃあ、僕もいただきます」


 そして、咲希の向かい側の椅子に座り、ヒロも食べ始める。

 咲希とは別の皿に盛った野菜炒めを食べていく。

 ちなみに、ヒロの両親は、キッチンの隣のリビングでテレビを見ていた。

 新しく家族になった猫は、ヒロの妹と遊んでいる。


「……」


 不思議な感覚だった。

 自分がいちゃいけない場所にいる感がバシバシ感じられて、咲希はなんだか、夢を見ているような気分になる。

 だって、ここは、幸せな家庭の中。

 そんな場所に、自分がいるはずないのだから。


「咲希さん」

「――」

「ご飯のおかわり、いりますか?」

「……あ、うん。もらう」

「はい♪」


 それに加えて、目の前にいる可愛らしい少年。

 本当に男なのか? と疑いたくなるような少年の存在が、一番不可解だ。

 こいつは、本当に、なんでこんなことをするのか?

 まったく、理解できない。


「どうぞ」

「……ああ」


 おかわりを盛られた茶碗を受け取り、また咲希は食べ始める。


「……本当に、美味いな」

「ふふ、ありがとうございます」

「料理、普段からしてるのか?」

「はい。お母さんと一緒に。料理は好きなので」

「……」


 こっちは色々と考えているのに、何も考えてなさそうな無邪気な笑顔。

 純粋に、今のこの時間を楽しんでいることがわかって、なんだか、力が抜ける。

 だから、咲希は、つい、ぽろっと、思っていたことを言ってしまった。


「……お前さ」

「はい、なんですか?」

「……男なのに、顔は可愛いわ、声は綺麗だわ、料理は上手で女子力高いわ、いつも敬語だわ――お前、おかしいぞ?」

「……」

「かなり、変だ」

「――ガーン!」


 突然、ひどいことを言われたヒロは、ショックを受けて涙目になる。


「……ぼ、僕だって、自分の見た目のことはわかってますし、今までにも色々言われてきましたけど……そこまで面と向かってはっきりと言われたのは生まれて初めてです!」

「あ、わ、悪い。そんなつもりで言ったんじゃないんだ。泣くなよ……」

「い、いえ、いいですよ。本当のことですから……」


 涙目で野菜炒めに箸を伸ばすその姿はやはり可愛らしく、男の子には見えない。

 でも、悪いことを言って傷つけてしまったことに、咲希は後悔を覚えた。


「……別に、いいだろ。見た目なんかどうだって」

「……え?」

「大切なのは、中身だろ。……お前は、すげえいい奴なんだから、見た目なんか気にすんな」

「……咲希さん」

「~~」


 なんとかフォローしたいという願いからの言葉だったが、なんだかとても恥ずかしいことを言ってしまった気がして咲希の顔が赤くなる。

 その気持ちをごまかすように、また野菜炒めに箸を伸ばして、食べる。

 偶然にも、ヒロの作った野菜炒めの味付けは、咲希好みの味だった。

 本当は、自分なんかが食べちゃいけないと知りながら、箸が止まらない。

 そんな咲希を見て、ヒロは微笑む。


「……ふふ、咲希さんて、意外に食いしん坊なんですね」

「――! し、しかたないだろ! 何日もまともに食べてなかったんだから!」

「ごめんなさい。いいんですよ。どんどん食べてください。おかわり、いりますか?」

「……」


 いつの間にか、無くなっている二杯目のご飯。

 顔を赤くしながら、何かに負けた屈辱を感じながら、咲希は、空になった茶碗をヒロに差し出す。

 ヒロは嬉しそうにそれを受け取って、ご飯をよそう。


「おかわりはいくらでもありますから、何杯でも食べてくださいね」

「――そんなに食べねえよ!」


 そんな少しおバカな会話を繰り広げながら――咲希は、たしかに、小さな幸せを感じていた。


🐈


 夜。

 夕食を食べ終わった咲希は、ヒロと一緒に、ヒロの両親と少しだけ話をした。

 それは、これからのこと。

 咲希は、この家にいていいこと。

 遠慮をしなくていいこと。

 聞いてほしいことがあったら、なんでも言うこと。

 できるなら、問題を解決して、家族と仲直りして、家に帰ること。

 そのために、ヒロとヒロの両親は、協力すること。

 ……そうして、話が終わると、咲希は、ヒロの妹の部屋に案内された。

 床でもソファでもいいと遠慮する咲希の言葉は却下されて……今、咲希はひとり、ヒロの妹のベッドで眠っていた。

 ヒロの妹――咲奈は、「お兄ちゃんと一緒に寝る~♪」と、ヒロの部屋に行ってしまった。


「……」


 まっくらになった部屋の天井を見上げながら、咲希は思う。

 本当に、変な家族だ、と。

 自分が悪い奴だったら、どうするつもりなのだろう?

 実は、何も考えていないんじゃないだろうか、と。

 ――それでも。


「――ぅ、う、……っ」


 感謝、していた。

 嬉しかった。

 知らなかった優しさを、温かさを教えてくれて。


「……う、うぅ」


 だからこそ、思う。

 とめどなく溢れてくる涙をぬぐいながら、たしかに、思う。

 自分は、ここにいちゃいけない。

 あんないい人たちを、汚してはいけない。

 ――だから。


「……」


 泣き止んで、落ち着いた先は、ベッドから降りて……部屋の窓を開けた。

 空に浮かぶ月の灯りで、照らされる街を見下ろす。

 ここは、二階。

 だけど、何のためらいもなく、咲希はその窓に手と足をかけた。

 今、咲希はパジャマ姿。けれど、今まで自分が着ていた服は洗濯中で、今は取り返せない。パジャマを貰ってしまうことになるけれど、今はしょうがない。明日、自分の服が乾いてからではもう遅い。

 だって、これ以上、あの優しさと温かさに触れていたら……自分は本当に、駄目になってしまうから。

 そうなる前に、逃げ出さないといけないから。


「よ」

「――どこへ行く気ですか?」

「! うおわあ!」


 体に力を入れて、窓から飛び出そうとした時だった。

 突然、後ろから声をかけられて、咲希はびっくり仰天してしまう。

 ど、ど、どとうるさく鳴り響く心臓の音を聞きながら振り向くと……そこには、怒ったような表情を浮かべるヒロの姿があった。


「お、お前、どうしてっ」

「咲希さんがちゃんと寝ているか様子を見に来たんですよ。そうしたら、突然ベッドから起き上がって窓から逃げようとしているんですから、びっくりしたのはこっちですよ。……ホント、見に来てよかったです」

「……」

「というか、ここ二階ですよ。落ちて怪我したらどうするつもりですか?」

「……これくらいの高さ、平気だ。ちゃんと屋根とか伝って降りるし」

「そういう問題じゃありません」


 今の咲希は、悪戯を見つかった子供のような様子だった。


「咲希さん」

「っ」


 また、手を握られる。

 今度は、なぜか、咲希の顔が赤くなる。


「ここに、いてください」

「……」

「少なくとも、咲希さんが自分の家に帰れるようになるまでは、ここが咲希さんの家です。勝手にいなくなって、心配かけないでください」


 また、だ。

 と、咲希は思った。

 やめて欲しい。

 そうも、咲希は思った。


「やめてくれよ」


 だから、咲希は伝える。自分の本当の気持ちを。


「やめてくれよ。こういうのは……わたしは、こんなことしてもらえるような人間じゃないんだよ」

「……」

「こんなことされたって、わたしには、何も返せないんだよ」

「いいですよ。何も返さなくて」

「――そういうわけにいかないだろ!」

「ほら、ベッドに戻ってください」

「っ、お、おい! 人の話聞けよ!」

 けれど、咲希の言い分などお構いなし。

 やっぱり、強引に、咲希はヒロによってベッドへ寝かしつけられてしまう。

「風邪をひかないように、布団も掛けてください」

「お前は、お母さんかよ!」

「……」

「な、なんだよ?」

「いえ、将来のことも考えて、咲奈の身長より大きいベッドにしたんですけど……それでも、咲希さん、ぴったりですね」

「うるせえよ! 身長のことは言うなよ! 少しだけ思ってたけど、お前、実は意地悪だろ!」

「ごめんなさい。じゃあ、寝るまでここにいますから、ちゃんと寝てください」

「いや、いいよ! 自分の部屋戻れよ!」

「逃げられても困りますからね」

「……ち! くそ! なんなんだよ! お前は本当になんなんだよ!」

「子守歌でも歌いましょうか?」

「いらねえよ! お前、やっぱり、意地悪だろ!」

「ごめんなさい。そうですよね。……でも、自分でも不思議なんです」

「? 何がだよ?」

「僕、普段こんな風に人をからかうような人間じゃないんです」

「絶対、嘘だ!」

「本当ですよ。人を傷つける冗談は嫌いですし……でも、咲希さんにはどうしてか、つい。……ごめんなさい、気を付けます」

「わかったよ、もう! 大人しく寝るから自分の部屋戻れよ!」

「駄目です。眠るまでここにいます」

「~~ああ、どうしてわたしはこんな奴に出会っちまったんだ!」


 咲希は激しく後悔するも、もうどうにもならない。

 時間は、巻き戻せない。

 こうして知り合ってしまった以上、このお人好しは、どこまでも自分の世話を焼くだろう。

 ……そのことに、密かに嬉しさを覚えてしまっている自分を、咲希はぼこぼこにしてやりたくなった。


「おやすみなさい、咲希さん」

「……」


 少年のくせに可愛くて、

 優しいくせに強引で、

 そんな不思議な少年のおやすみの挨拶が、咲希の耳に届く。

 色々と逡巡して、迷って、躊躇って……そして、とうとう、悔しそうな声で、


「……おやすみ」


 ぽつりと、そう口にした。

 たった四文字の、言っても、言わなくてもいい挨拶。

 けれど、その挨拶を言葉にした口から全身に幸せが広がっていくような感覚に、咲希は恥ずかしさを覚えた。

 返ってこないかも、返ってこなくてもいいと思っていた言葉を、けれど、受け取って。

 ――ヒロは、嬉しそうに、微笑んだ。

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