Shangri-La God Cheat Online 〜数あるチートスキルがある中で没にされた禁断のラスボスが仲間になるシャングリラと言う理想郷スキルとバグスキルを持つ廃ゲーマーが、無双する!?〜

白咲焰夜

序章 第1話 〜大会の準備〜

━━俺は、幼なじみとの通話をしていた。


「なぁ…? みことよ。

わざわざ、優秀な学院の推薦を蹴ってまで…

俺たちのおままごとに付き合うのか?」


と、俺…寇茅あだち 零玲れいは、幼なじみの白雪しらゆき みことに通話をしていた。


「えぇ! 勿論よ!

貴方の…幼なじみで、兄妹専用のツッコミ担当が居なくなって寂しいかと思ってね!」


「━━なぁ? それ、自分で言ってて悲しくないの?」


と、少し…同情な声色で言ってしまった。


「うるさいわね! 元はと言えば貴方が!!


……あぁぁ!! もう、うざったい!

この鈍感!!!!」


━━━はぁ…? 何故か、怒られてしまった。

理不尽だ。あまりにも、理不尽だ。


などと、色々な話をしていたら…後ろから声が聞こえた。


「兄さん。何、私を除けぞいてイチャイチャしてたの?」


と、”義理”の妹である寇茅 茉奈美まなみが般若の顔で来ていた。


もう一度言っておくが、”義理の妹”だぞ?


「おいおい、my sister?

そんな、般若の顔で怒るな。

可愛いお顔が勿体ないぞ()」


と、言っておく。

一応言うが、俺と妹の茉奈美は…

学校には通っていない。

つまり、不登校だ。

何故なら、ゲームで…忙しいのと未来の勉強にもならねぇ所に金払ってまで行く気は無い。

……それだけだ。


だが、明日は大会がある。

その大会は…VRMMORPG

Shangri-la God Cheat Onlineの

ベータテスターの権利が貰える。


しかも、グループ戦で、上位…10位以内だと上位賞としてタダで、VRMMORPGには必修の機材を貰えると言うお得プラン付き!


これは、やらなきゃ…損だろ!

って事で、俺と妹は出場する予定だった。


だが、そこまで廃ゲーマーではない

幼なじみでさえも参加するとただをこねてる。


本当に訳の分からない子だ。

そこまでして、何のメリットがある?


俺と命には接点と言えば、

不登校の時にプリントを貰って、

あーだこーだと文句を言っただけだろうが。


まぁ、俺は早くゲームがしたすぎて

ブチギレたが…な?


そこからは、何があったのか知らないが…

無理やりにメールや電話を交換し…今に至る。


「分かった、とりあえず…

明日の10時に俺の家の前に集合な?」


と、言うと…命は楽しそうな声で言った。


「分かったわ! 楽しみにしてるわ!

では、寝るわね! おやすみなさい!」


と、言って通話を切られてしまった。


「はぁ…なんなんだ?

あいつ、嵐のように去っていったぞ。」


「……ムスゥ。」


「あの〜、妹さん?

何、ムスくれてるんですかね?」


「兄さんは、私のなのに…ムスゥ。」


「妹さん? ボソボソと言ってて何言ってるか分かりませ〜ん!」


相当、激おこのようですね。

俺の妹さんは…。


俺は、翌日に備えてイメトレと体調管理をしたい為、ブツブツ言っている妹をリビングに置いて、部屋に言ってある程度の事を済んでから、次の日になった。


「んん〜。重い。

なんだ………って、なぁ!?」


俺の上には、幼なじみの白雪 命と妹である茉奈美が寝ていた。


「おい、2人とも……起きろ。」


「んん〜。後、5分。」


「まだ、9時じゃない。

寝かせてちょうだい?」


と、言って寝そうになってたのを跳ね除けて、言った。


「何故、お前らがここに居んだよ!!!」


と、言うと…さぞ、当たり前のような声で言われた。


「兄さんの嫁になるから。」

「零玲の妻になるからよ!」


━━━はぁ…?

マジで、何言ってんの?

この2人、正気か?()

こんな、条件の悪い男を好きになる奴は…

ある意味、特殊すぎるぞ?

腐るぞ? マジで()


って、考えながらも2人を無視してリビングに行った。


「飯はどうするか、出前頼むか?」


「兄さんの作った料理。食べたい。」


えぇ〜。作るのめんどくさいな。

まぁ、自慢の妹に食べたいと言われちゃ…

しゃあないな。


と、思いつつ…俺は、サンドイッチと珈琲を。

妹と命には、サンドイッチと紅茶を作った。


我ながらにいい出来である。


「流石、兄さん!

……美味い!」


「……零玲にしては、美味しいわね。」


「何? 皮肉か?

皮肉なら食わんでいいぞ。」


と、取り上げようとした。

すると、命はサンドイッチを遠ざけながら…ムスくれて言った。


「そう言う意味で言った訳じゃないわよ!

この鈍感! ハゲ!」


「ハゲは流石に、言い過ぎだ。」


俺がキレたいのに、

何故、命が逆ギレしてんだ?

意味が分からない。


とりあえず、腹ごしらえはした。

お皿達も片付けたし…


次は、大会の場所に行くか!


こうして、零玲達は…大会の会場に行って試合をする事となった。


果たして、上位10位以内に入賞できるのか!?


その結果は神のみぞ知る物語である。

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