第110話 アジトの調査
* アジトの調査
エドガーに言って、船を回してもらって、海賊洞窟の入江に留めてもらって、私とバンスさん、それにターニャとダミアンの4人で、いろいろ調査をすることになったので、みんなには、適当に遊んでいて! ただし、あまり南下していくと火山ガス領域に入るからね、危ないよ!とは言っておいた・・・
まあ、あとはエドガーにお任せ!だよ〜
とりあえず、4人でまず、奴らの船に乗り込んで調査。
おおお〜、バンスさんが! 仕事をしているよ〜 手際よく調べ始めたよ、それと、ダミアンも別の場所を探しだしたし、流石に!ギルド長なだけのことはあるよ、二人共。って、バンスさんには、ダミアンのことは何も言ってないよ〜
聖竜の輝き!の一時メンバーとは言ってあるけどね・・・
手形みたいなものが出てきたようだけど、ガウス港で使う入出港の手形なのかな?
あとは、船の中にも、どこだっけ? アトスだ、『アトス雑貨店』に納めるものが木箱に詰め込まれているよ。箱の中身は、一見、海産物の干物なんだけど、その下には、どう見ても・・・奴隷の首輪だね?たくさん、隠されていた。奴隷売買もやってたんだね・・・
この船の動力は、水を取り込んでそれを噴射する方式で、なかなか良いよ。これは、定期便の高速船と同じかも? 吹出口が後ろに2個付いている。どうやら手動式みたいで、舵取りと推進役の二人が動かすようだ。舵も船の後ろで操作するようになっている。こういうやり方も良いね、今度真似して作ってみようかな・・・
バンスさんたちは、いろいろ書類をまとめて、持参してきた魔法鞄に収納しているね、良い証拠書類でもあれば良いけどね・・・ と、「ミヤビ、そら!」って何かを渡されたので、受け取ったけど、金貨の袋だね、300枚入っている。「お前のだ、もらっておけ!」
ということなので、いただきますよ〜
次は、洞窟内の調査だよ。
あ〜、一番奥がボスっぽい人のいたところだからね〜ってまあ、言うまでもなく、バンスさんが奥の部屋に入っていったし、ダミアンも、ターニャまで手伝っているね、あの二人、気が合うんだね〜
そうか! 二人が一緒だから? バンスさんが張り切っちゃってるのは・・・?
まあ、良いけどね〜
そうそう、島の奥の部屋で回収したものがあったので、バンスさんに言ってから、出してみたら、「書類以外は要らないから、お前がもらっておけ!」って言われたので、はい、そうします・・・
ダミアンが、「なになに? 何か良い物?あったの?」って覗きに来たので、こんなんですよ〜って見せてあげたよ。
・宝石指輪 多数
・魔法付与された指輪:攻撃反射、風槍、火炎放射
・金貨300枚入りの袋が6個、と銀貨300枚入りの色違いの袋が6個
・魔法鞄(容量・大、時間経過)
何か?宝石指輪に目がいっているけど、欲しいのかな?
ねえ、ダミアンは、どんな宝石が好きなの?
「そうねぇ〜 青いサファイアも良いし、緑のエメラルドも・・・でも、やっぱり、青いのかな?」
そう? なら、ってサファイアの指輪を一個差し上げましたよ〜
「えっ!良いの?」
別に〜良いですよ〜、盗賊の宝だったものだけど、今は私のものだからね〜
ターニャも物欲しい顔してるので、
「ターニャはルビーかな?」
「えっ!何で解ったのよ〜」
そんなもの、顔を見てれば分かりますよ〜って、あなたの目は赤いルビーに釘付けだったんだからね〜・・・差し上げました。
あと残りは、奥の倉庫だね、ここにも、商品やら・・いろいろ保管されているからね。ここは最初にアイカが見つけた場所だね。
「おおお〜これはまた多いな〜 全部箱入りだけど、商品?に、書類、宝石、金貨銀貨、装飾品、武器、とあるな・・・」
って手紙を書いているね、
「なあ、ミヤビ、商品と書類の箱が全部で6箱あるが、これも、ギルドへ転送してくれるか?」 はいはい、良いですよ〜 転送!
「でだ、残りは、まあ、お前がもらっておけ! いる要らないは関係ない、お前たちのものだからな!」
はいはい、分かりましたよ! また、今度寄付させていただきますね! ということで、残りは全部私が収納しておいた。
ここの調査は終わったようですが、さて、まだありますよ〜次は大陸側です。 みんなを連れて転移!で移動した。ここの説明はターニャが代わってくれたからね、私は私で独自調査してみよ!
ターニャが奥の部屋には、いろいろ置いてあるから〜って案内してるので一応一緒に見にいくよ。
確かに! ココには箱詰めの書類が多い、後は、武器、金貨、宝石も2〜3箱ずつあるね・・・
バンスさんに言われて、また、書類の箱4箱をギルドへ転送して、あとはお前のだ!っていわれるので、まあ、全部、収納しておいたけど・・・これ、いくら何でも多すぎなんじゃない? あとでみんなと相談しよう!
小声でダミアンに聞いてみたら、「いいんじゃない! もらって置けば〜」って言われる。
そうだよ! ここは、こういう世界なんだよねぇ〜
とそこへ、エドガーからの念話連絡で、どうやら、海岸沿いを馬車がこちらに向かって走ってくる!というもの。気配を探ってみれば、もうすぐ到着しそうなのが盗賊一味のようだよ、そして、まだかなり離れているけど、もう一台の馬車は、・・・これは、ガウス大公の馬車だよね〜
バンスさんに伝えたよ、私達は大公様とは特に関わる必要もないので、帰ります、ってね。そしたら、その一台の盗賊の馬車は確保したい!っていうので、まあ、やりますか・・・
マッピングして、最初の馬車を指定して転送で一気に山越えで谷間に移動させてみた。一応、気配察知、なるほど、レベルが高いよ、140の人がいる、けど、殺人称号持ちだね、あと3人いるけど、いずれも盗賊称号持ち。ってみんなに伝えた途端に、ターニャとアスラが馬車に向かっていった。まあ、早いね、捕縛完了。
じゃあ、帰ろう!
「いやいや、ミヤビ、俺も返してくれよ! 俺がここに居ても可笑しいだろ?なあ、頼むよ、あの馬車の連中と俺を戻してくれ! 頼む!」
まあ、手間は一緒だしね・・・転送! で馬車ごと盗賊と、バンスさんをギルドの訓練場に移動させた。
さあ、私達も、ここを離れよう! 大公の馬車がやってくるよ〜
船まで全員をつれて転移してきた、エドガーが既にクルーザーを起動してくれていたので、認識阻害をかけて、そのまま静かに島を離れ、大陸から東へ離れて、一応、様子を伺おうかな・・・・
「なぁ、ミヤビ、あの海賊船は?持ってこなかったけど、良いのか?」
そうだ! 失敗したよ〜 あれ、欲しかったのに〜
「あははは・・・、まあ、そうだろうな、と思ってな、俺が回収してきたやったぞ、ほら手を出せ!」って、エドガーが、収納間転送で私の収納に送ってくれたよ! 本当!気がつくわよね〜 ありがとう!ね。
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