第91話 アイカ ダンジョン・コア 

* アイカ ダンジョン・コア


ねぇ?コアさん? あなたの名前とかはあるの?

『イエ、今までもこのような経験が無いもので・・・』

そう、分かったわ、貴方に名前をつけます、アイカ、これが貴方の名前。どう、イヤかしら?

『はい、素晴らしいです、ありがとうございます・・・あああ、力が増してきます・・・』

って、確かに、名前をつけてあげただけで、レベルアップしてるよ!


*アイカ:第二ダンジョン・コア

レベル200--->350--->550⬆

コア・マスター:ミヤビ

地脈吸い上げ状況:正常

付与された魔法:(聖竜魔法)不壊、不滅、絶対防御、攻撃反射、魔法反射、認識阻害 


岩竜のことはまあ、エドガーに任せて・・・ねえ、アイカ! 本来の10階層の宝箱って出せるかしら?

『はい、マスター、今すぐに!』

って私の目の前に現れてきたよ、呪いや罠は・・・無いわね!よしよし。

もし、そんなのがあったら、即、コアを破壊するからね、私にはできるのよ!

『マスター!冗談ですよね? アイカはマスターには逆らえません!』

はいはい、冗談よ、安心して!


*10階層 宝箱

・ウエスト王国金貨2000枚 

・魔法鞄:飛竜革製:容量無限、時間停止 x2個

・飛竜の腕輪:飛行、浮上 x2個

・岩竜の腕輪:重力操作、時間停止 x2個

・岩竜剣(竜級):オリハルコン製:絶対切断、自重軽減、サイズ自在、


ありがとう! これはもらっておくわ〜 


「あの〜マスター? 私、何だか?人化出来そうなんですけど〜」

うん? レベルも上がったしね、やってみて!

何か、コアが点滅したり、光が強くなったり、弱くなったりしていたが、一際明るく光り輝いて、現れたのが、16歳くらいの少女?服装は、あれ?私と同じもの?・・・サイズは違うけどね・

ねえ、アイカ?なの?

「はい、アイカです、マスター! 出来ました!」

うん、その服装は?

「はい、マスターのを見て真似をしてみました」

そう? それで? アイカは、コアだよね? ここから離れられるの?

「そうですね〜、ダンジョン運用は、今まで通りコアが行えます。私は、コアの分身ですから、遠隔操作もできますよ〜 魔力はコアから分身の私にも補充されますが、そうなると、コア自体の魔力吸収能力が・・・もっとあったほうが良いですね〜・・」

そう? なるほどね! 


◎エミリのオレンジ色の腕輪魔道具を改良

*腕輪魔道具(赤色)

・状態異常無効、不壊、使用者限定:アイカ 

・解呪、解毒、身体強化、催眠、回復、

・攻撃反射、魔法反射、 

・魔法・魔力吸収 

・魔素魔力変換吸収


◎収納内で私の魔法を付与した腕輪を作成

*ミヤビの魔法指輪:光刃、光射、光槍、隠密、気配遮断


◎宝箱に入っていたもので、

*飛竜の腕輪:飛行、浮上 


◎闇転移の指輪を改良

・赤色

・サイズ自動調整、不壊

・闇矢


◎魔法鞄:容量無限、時間停止 


これらをまとめてアイカの装備として渡したよ。

赤色腕輪で空中の魔素や魔力を魔力に変換して吸収できるからね、コアから魔力を分けてもらわなくても、アイカ自身、自力で魔力を保てるはずだよ!?


エドガーたちはまだ、いろいろ岩竜ガロンと話しているので、アイカを連れて、ダンジョンの外、とりあえずダンジョン近くの山岳地に転移する。

アイカに確認したら、コアとの連携は切れていない。ダンジョン情報も即時に伝わってくる。遠隔操作も可能。

なので、この場所で、腕輪や指輪の訓練をするよ。

攻撃は、催眠、光刃、光槍、光射、闇矢・・・

次は、隠密で透明化して、浮上して飛行で自由に・・・すごいよ、アイカは、もう慣れたものだね、私の意思が確実に伝わっているような・・・

「そうですよ〜、マスターの意思や考えは分かりますから〜」

では、闇転移でダンジョン内に戻ろう! 転移!

これも、完璧にできているよ・・・


まだ、ガロンたちの話し合いは・・・あれ? 酒盛り? まあ良いや・・・

アイカを連れて、屋敷に転移! して、エミリにも、アイカ、私の妹分だよ〜って紹介して、エミリから、途中で食べて!って、お菓子をもらったので、アイカに渡して、魔法鞄に収納させた。

お菓子とお茶をエミリに要求して、居間で少しくつろぐことにした。

ここまで離れた所で、ダンジョンコアとの連携を知りたかったからね・・・

連携良し、ダンジョン情報の瞬時認識良し、遠隔操作良し・・・まったく問題無いようだよ!


アイカのレベルは550で変わりなく、魔力残量も少し増えているようだよ?空中からの吸収がうまくいっているようだね。これも良し。

食べ物は? お菓子は美味しい? お茶は飲める? これも、普通の人間と同じ、というか、ほぼ私と同じ感覚らしい。そこまで真似したのね〜

しかも、こちらに来て、お菓子や果物、お茶を普通に食べただけで、少し魔力量が増えているよ〜 確かに、食材にも魔素や魔力が含まれているけどね、そんなものからも魔力吸収ができているようだね。これなら、普通に食事とかして普通に過ごすだけで良いかもしれないな・・・


エミリに、また出かけるって言って、今度はアイカの転移!で、ダンジョンへ戻る、成功。もう! 完璧だよ?

再度、コアとの連携などを確認して、全く問題無し!


エドガーたちのところへ行って、私はアイカと先に屋敷に帰るからね〜って言ったら、ターニャとアスラも戻るって言うので、みんなで、アイカの転移!で屋敷に戻ってきたよ。


エドガーは、もう少し、飲み会をしてから戻るっていうので、放置してきた。


新しい仲間が増えたよ、アイカちゃんです! って、ターニャとアスラにもちゃんと紹介しておいたよ。さあ、夕食は、すき焼き、だそうだよ、本当にエミリは好きだねぇ〜

アイカも、パーティ「聖竜の輝き!」のメンバーとして登録してもらおう・・・



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