第45話 バロン10階層・ダンジョン  

* バロン10階層・ダンジョン  


10階層は、アンデッドだよね〜 ゾンビは嫌だな〜腐った肉がついているし臭うんだよね〜

階層内に一歩踏み込んだら、そら? 出てきたよ〜 でも、ここはゾンビはいないよ?なんだ〜私向き? だって出てくるのは、スケルトン骸骨ばかり。まあ、その後ろに軍団が整列して待機しているけどね。騎士は全員、スケルトン馬に乗っている。

そして、その後ろは見えないけど、気配察知で解った。デュラハン! 首無し騎士達だ。さらに後ろには大きな宮殿、気配ではリッチー?かな?レベル160もあるし〜

私、やれるかな?〜 

リンネ〜、リッチーって強いよね〜魔法も得意なんでしょ? ここ、止めようかぁ〜

「またまた、バカチンが、今度は何を言い出すことやら・・・ ミヤビ? 今レベルいくつになった?チェックしてる?」

あああ、そうだよね、チェックしてない! 確か、前は180だっけ?

今は・・・・自己チェックすると。


▶ミヤビ レベル200⇧


何? 余裕じゃない?

リンネが助言をくれた・・・

「まあ、レベル的にはミヤビのほうが上だけどね、戦闘経験や魔法の使い方などは負けてるだろうからね〜 少し手持ちの装備を確認しておいたほうが良いかな・・」

ということで、確認しておくように言われたモノは、

賢者の遺品から、

・賢者の短杖:世界樹の杖:所持者の魔力を3倍増

・賢者のローブ:不壊、修復、清浄、絶対防御、耐寒、耐熱、状態異常無効、変形、闇魔法無効、聖魔法無効、

・賢者の指輪:(転生者級):広範囲攻撃魔法を補助、魔力自動充填 

・賢者のブーツ:不壊、修復、清浄、空中歩行、変形、

それに、これも賢者の遺品から、聖剣を用意しておこうということで、

・聖剣アシュター、呪い解除済 

それと、私が命名した

・聖神黒剣(神級、リンネ改造聖剣)ー>名前改め「リンネ剣」

それに、大切!な、

・ブラックワンド(神級)


と、言われたので、とりあえずこれらを、すぐに出し入れできるように一箇所にまとめておいた。その中から、賢者の短杖と、賢者のローブを出して装着。賢者ブーツも履いてみたよ。私のちっちゃな足にもぴったり!になったよ。空中歩行だよね〜


あとは、剣は使ってこなかったけど、聖剣アシュターを取り出して手にしてみたけど、あれ?軽い? そうか! 自重軽減がかかっている? 刀身も短めで振り回しやすいかも? 少しスケルトンに向けて振ってみたよ、試しに・・・・

一気に、スケルトンの前の方から50体位が消し飛んだ! 斬撃だけで、この威力なの? 斬撃飛ばすなら相手にあまり接近しなくても良い?ってこと?


リッチーが魔法を使ってくるのなら、ブラックワンドで受けるんだよね! 


それで、最強武器は聖神黒剣、なんとなく解ってきたかな? ねえ、リンネ〜こんな感じで良い? 「まあ、悪くは無いけどね、まずは、装備にも慣れなければ、だよね〜」

そうそう! リッチーのところに行くまでに、少しアンデッドを狩りながら、装備に慣れよう!


そうだ、黒竜のベストも着よう、これ、色変できるからね、桃色ピンクにしてみた。ローブとブーツは黒色、賢者の短杖は木目が綺麗、聖剣アシュターは白銀色だよ。


ねえ、リンネ〜、どうよ?この出で立ちは? 「まあ、良いんじゃない?」

さあ、それでは、残りのスケルトンに向かって、魔力多めでアシュターを振り切る! ははは、今度は多いよ、残り全部のスケルトンが消えて、次に並んでいた騎馬隊の前列あたりまで消えているよ〜 一旦、アシュターを収納した。

今度は、リンネ剣:聖神黒剣の実践。


もう一度、性能をチェック、確認しておく。


*リンネ剣(神級):黒剣、聖神黒剣 1m 

・光、聖、闇、火、重力の魔法に特化、発動体として使える

⇛魔王魔法、聖魔法ともに防御する、本来の聖剣さえ無効化する

⇛魔法効果倍増、2倍〜10倍

⇛自重軽減


*聖剣アシュター(転生者級):白銀剣 1.2m 

・光。聖の魔法に特化、発動体として使える

・魔法効果強化

・自重軽減


リンネ剣を騎士隊に向けて、横薙ぎ一閃、・・驚き! すべての騎士隊が馬もろとも消えていなくなってしまったよ〜

この威力は、やはり神級! 最強の最後の切り札? 

「イヤイヤ、最後はないから・・・」

普段使いは、アシュターで十分っぽいかな?

とりあえず、魔石がたくさん転がっているので魔石回収! 

スケルトン120個、スケルトン騎士120個回収できた。


さて、首無し。あれ?見えてるの? 顔も目もないのに?〜

「気配察知があるから、問題ないと思うよ〜騎士隊とは違って段違いに強いよ〜」

解った、油断はしないよ。

どうやら、向こうさんは、一対一の戦いをお望み?のようだよ〜


あの長く尖ったものは?ランス? 長すぎない? しかも・・・物凄い勢いで迫ってくるよ〜、でも、負けない!

スケルトン馬なんてさ!弱点は脚だよね〜、なので、アシュターを横薙ぎに一閃。

馬が砕けて消失して、首無し騎士が地面を転げているよ、でも、こいつ何?丈夫にできてる。でもその姿ではもうあのランスは使えないのか、剣を抜いてかかってくるようだね。まあ、私のヤルことは変わらないけど?

まず結界を自分に張ってから、加重! どう?動ける?自分の身体が重いでしょ?

さあ!私に跪きなさ〜い、なんちゃってね!

すでに首は無いからね、どこを狙おうか?「・・・どこでも良い、んじゃね?」

ということなので、アシュターを一閃。確かに! 一瞬で消失したよ。

そしたら、何?あとの連中は?単騎じゃあないの? 集団でランスを構えて向かってくるけど・・・構わず、馬たちの脚を狙ってアシュターを横薙ぎに一閃。


ハハハハ〜ざまあみろ!ってことよ!みんなばらばらじゃん?それに、馬からこけて地面へ叩きつけられて、当たりどころが悪かったのかな?それだけで消えちゃった?のもいるわね、ウフフフ、でも残りまだ4人もいるのはすごいわ! 

さあ続きよ! こっちから行く? そっちからでも良いんだからね!

と、4人全員から、黒い闇炎が放出されて私に向かってきたけどね、既にブラックワンドを構えているから、いつでもOKだよ〜

すべて吸収し終わったので、今度は私から!今もらった闇炎を、その効果を5倍にしてそのまま返してあげましょう! 闇炎のブレス! 4人全員、瞬間消失していった。なるほど! こういうブラックワンドの使い方もあるのよね〜 ちょっとやってみたけど・・・これ、すごいわ〜


宮殿に入っていくと、いきなりの闇刃が飛んできたよ。挨拶も無しで、もう!失礼なヤツだよ〜全く。

リッチーだよね?賢い魔道士なら、話せるのかな?念話してみよ〜

「ああ〜〜、こんにちわ! リッチーさん?」

「・・・・」

なんとなく解っていたけどね、話は無理か!いきなりの攻撃でのお迎えだったしね。

まあ良いわ、リンネに言われていたように、アシュターを仕舞って、ブラックワンドをしっかり構えて、どんどんあなたの魔法を受けてあげるからね、さあ、何でもいらっしゃいよ〜

闇魔法のオンパレード!だよ。闇炎、闇刃、闇弾、闇ブレス、そして、闇移動、影移動、加重、幻惑、気配遮断、闇飛行、闇結界・・・すべて、私のほうが上、なんだけどね、一応ブラックワンドですべて受けておく、ワンドもかなりいろいろ魔法を吸収できたよね〜 ウシシシ・・・

さてと、もう無いの? リッチーさん、そんなものなの?


じゃあ、私からは光で。光雨、光刃、浄化のトリプルでどう?これをワンド経由で威力を強化して発動。逃げられないわよ?必殺的中で追跡を付与してあるしね、姿を消しても無駄、無駄、必ず当たるからね、ちゃんと受けてよね〜!

「消えなさい!」

一瞬でリッチーの姿も気配も消えたよ、なんか宮殿内の空気も綺麗になったみたい。

それで、出ました!宝箱。


▶リッチーの宝箱

*ノスト現行金貨 500枚

*魔導書の魔道具

・闇、聖、黒、白魔法に関する魔法大全が魔道具となっている、魔導書に手をあてて、魔法をイメージすることによりそれに近い魔法のページが開かれ、それで良いのならそのまま続けてその魔法を取得することができる。ただし、それぞれの魔法適性が備わっていることが必要。

*ローブ・ 透明化、気配遮断、魔法反射、清浄、サイズ自動、赤色、

*指輪・ 聖魔法無効化

*指輪・ 闇転移


なんか?魔導書魔道具は面白そうだけど、他はダブり?もあるかな?全部収納に回収して、奥へ進む。

11階層への入り口だよ。




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