異世界領都誕生編 第17話 初狩り
急遽、森で魔物を狩ることになった。
予定としては昼から行って、夕方には帰ってくるつもりだ。あくまで今日はお試しとして狩りに行くらしい。
俺とカエデ、子供たちの総勢八人で村奥を進んで行く。
歩いて五分くらいだろうか。
ややあって村奥にある森林を抜けると、川まで辿り着いた。今度はそこから上流に向かって歩いていく。
川までの道中も樹木が生い茂っていたが、まだ管理された雑木林といった具合で進みやすかった。村人もよく通ったのか、足の踏み場もあったりと難なくここまで来ることが出来た。
だがここからは違うようだ。樹木が斜めに生えたりと道が無い。まさにジャングルさながらの光景がそこにはあった。
おいおい。こんなところ、気軽に来るような場所じゃ無いだろ。
カエデが先頭に立って、風魔法でシュパシュパと草木を切り刻んでくれるのがまだ救いだ。
ピクニック気分で鼻歌を鳴らしながら通行路を作っているカエデだが……うーん、本当に大丈夫なのかと不安になる。
一体何処に向かおうとしているのやら。
子供たちも魔物が怖いからか、緊張しているように見える。
ハルカなんて、ずっと周りを気にしてオドオドしっぱなしだ。こんな状況で本当に、魔物を狩ることなんて出来るのだろうか。
まぁここまで来たら今更か。覚悟を決めよう。途中ではぐれないようにと、俺がしっかりと殿を守るようにして足を進める。
一番怖いのは子供たちが魔物を見たあまりに、恐怖で逃げ出してしまうことだ。結界があるから安全だと言うことを再確認させてから、子供たちには手を繋いでもらった。
そうしてしばらく歩いていると、先頭にいるカエデが不意に足を止めた。どうやら魔物が近づいてくるらしい。
カエデが振り返って待ての指示を出すと、とたんに子供たちの表情が強張った。
カエデが言うには、ゴブリンが単独で近づいてきているらしい。結界魔法で索敵が出来るのか、カエデには分かるようだ。
こちらまで来るそうなので、少し後ろに下がって待つことにした。
カエデが来た道を戻って、風魔法でせっせと周りの草葉を切り刻んでいる。どうやら開けた空間を作っているようだ。何度もやったことがあるのか実に手慣れているように見える。
歩きやすい道が出来たんだから、ゴブリンも一直線にここまで歩いてくるか。それを開けた空間で迎え撃つと。
なるほど。行く当てもなく彷徨っているのかと思ったが、ちゃんと考えてたんだな。
よし、これで初狩りの準備は整ったか。
魔物との距離が近づいてきたので、ここから俺とカエデは念話だけの会話に切り替える。音が出ないようにと、充分注意しながら身構えていると見えてきた。予想通りゴブリンがこちらに向かってやってくる。
……やはり単独か。偶然なのか分からないが、カエデの索敵能力は素晴らしいな。一匹だけなら手始めにちょうど良い。
魔物を視認したあと、俺たちは見つからないようにと木陰まで隠れた。
ここでカエデが魔法で弱らせてから安全に退治といきたいところだが、この世界のレベルシステムは戦闘に関わった人全てに経験値が分配される仕組みらしい。
RPGシステムそのままかよと言いたいところだが、要は狩りを手伝うと分配されるので効率が悪い。なので将来的にも子供たちだけで討伐した方が良いからと、今日のカエデは戦闘に加わらないと決めてある。その代わり結界魔法とかの補助に徹してくれるようだ。
結界魔法は攻撃魔法と違って、直接戦闘に関わらなければ経験値は分配されないんだとか。支援魔法あるあるだな。
まぁ結界があるので内側からタコ殴りすれば魔物は倒せるんだけど、いかんせん八人が集まっている状況だ。一人ずつ魔物を倒す方が、効率が悪いように思える。時間も掛かるだろうし。
うーん、直接訊いてみるか。
『なぁカエデ。これだと全員で魔物に向かって石を投げてから、カエデが魔法をぶっぱなした方が早くないか?』
何気なくカエデに疑問をぶつけてみる。
効率を考えるなら、子供たちが投石で魔物にダメージを与えてから、カエデが魔法で倒す方が手っ取り早い。パーティーに経験値が分散されるなら、その方が断然効率が良いはずだ。
ちまちまと一匹ずつ見つけて倒すのは、どうも遅く感じるんだよな。
『貴族ではそういう手段を取る者もおる。確かにわらわが倒した方が早いんじゃが、それだといざという場面で、魔物に対峙すると動けなくなる者がおってのぅ……』
『あー、それはあるかもな』
他人に任せきりだと度胸がつかないか。
もし強い敵と遭遇してしまったら、硬直して逃げることも出来なくなる。
『それに有事の時に必要なのは、知識と経験じゃ。今後も考えると、殺生も学ばせんといかんじゃろ?』
カエデが子供たちに武器を持たせている。こそっと耳打ちして手順を再確認しているようだ。子供たちもそれに頷きで返す。
確かにこの村で暮らす以上、魔物の問題は一生付きまとう。魔物の倒し方も知らないようでは失格だ。一理あるだろう。
他人に殺させるより、自分たちの力で魔物を殺して殺生を学ばせるのも必要か。でもなぁ。見ていてハラハラするんだよな。
『それは分かるんだけどさ。子供たちに任せて、本当に大丈夫なのか?』
『おぬしは小童らを甘やかせ過ぎじゃ。このくらい厳しい方がちょうど良いわ。平和に勉強だけして生き残れるほど、この世界は甘くないぞ?』
『甘やかしてないって。勉強も大事なんだぞ。むしろカエデの方が甘やかしてる気がするけどな』
甘いものを食べながら、一緒になってアニメを見ていたくせに良く言うな。
俺は子供に学業を優先させる派だけど、カエデは身体を動かして鍛える体育会系っぽい。まぁ教育方針の議論をしている場合じゃないか。
『小童らの成長を見守るのも、保護者の務めじゃろうて。何の問題も無いわ。それより……、そろそろ戦闘が始まるようじゃぞ』
俺とカエデが念話で話している間に、子供たちが意を決して木陰から道に出る。どうやら魔物もそれに気づいたようだ。こちらまでゴブリンが向かってくる。
いよいよ本番か。本腰を入れないとな。
事前の打ち合わせ通り、カエデは戦闘に加わらない。それが本当に上手くいくかどうか、行く末を見守ろう。
子供たちがゴブリンを見て怖がっている。そりゃそうだ。目の前に死の恐怖があるんだからな。
魔物が怖くなければ、今頃は森まで行って食べ物を見つけてきただろうし、森から絶対出るなと親に教育されて育ったはずだ。襲いかかってくる魔物ほど怖いものはないだろう。
あと10m、あと5mとゴブリンが迫ってきて、いよいよ俺にも緊張が走る。
だが――その緊張は杞憂に終わった。
ある程度まで走って近づいてくると、勢いあまったのか壁に激突したようにゴブリンが後ろに倒れたのだ。
ガツンと音が聞こえたので、どうやら結界の境界線に当たったようだが、そのゴブリンの姿を見て俺はちょっと笑ってしまった。
テレビのコントに出てくるような、中々に派手な転倒具合だったからだ。
俺が笑ったのを見てか、子供たちの緊張も少しは解けたようだ。
それを見て、カエデが半球体の透明な結界に色を付けてくれた。薄い緑色か。これで結界の境界線が分かりやすくなった。
カエデが笑みを浮かべて、両手を腰に置く。
「こういった経験も必要じゃろうて。さて……、これより初狩りを行うのじゃ。小童らは心して掛かるが良いっ!」
カエデが高らかに宣言すると、子供たちが綺麗に縦に整列した。
誰が最初に初狩りをするのかと思ったら、年齢順で一番若いマキナから魔物を倒すことにしたようだ。
マキナが器用に棒型スタンガンを使って、パントマイムみたいに結界に張り付くゴブリンをスタンさせている。
どこかに当たれば面白いようにゴブリンもうずくまる。軍事用を買ってあるので威力は絶大だ。麻痺しているところに、マキナが剣鉈を首元にズドンと突き刺した。
かなり凄惨な光景に見えるが、子供たちも耐えているんだ。俺も耐えないと。
人型の魔物なので多少の忌避感はあるが、魔法取得の為だ。心を鬼にするしかない。子供たちに格好悪い姿なんて見せられないからな。
最初は怖がっていた子供たちも三巡目、四巡目となると慣れてきたようだ。今は流れ作業みたいに魔物を討伐している。
ゴブリンも結界に張り付くか、外から物を投げることしか出来ない。落ちている物を勢いよく投げても跳ね返っていくだけだ。
複数でゴブリンが来た場合もスタンガンを使って落ち着いて対処している。
なるほど。これなら下手にカエデが手伝うより早いか。魔物を倒す時間より、魔物を解体する時間の方が長いくらいだ。
ゴブリンは食べられる箇所が無いので、魔石だけ取ってあとは地面に埋めている。
カエデが魔法で器用に穴を作って、ポイッとゴブリンをなぎ飛ばす。子供たちと合わせて実に見事な連携作業だ。
何もすることが出来なかったゴブリンが、正直可哀想に思えてくる。
他にもオオカミに似た魔物もいたが、こいつは楽だった。
結界の外に棒型スタンガンを出しておくと、それを目掛けて噛み付こうとするのだ。そのまま気絶するので、あとはもうズドンで終わる。結界魔法最強すぎる。こんなに狩りが楽で良いんだろうか。
オオカミは食べられるが、あまり美味しくはないということで最初だけ肉に解体して、溜まってきたら魔石だけを取って埋めることにした。
カエデが子供たちの狩りを見て、うむうむと頷いている。
『どこの村でも、普通の初狩りは弓矢を用いると言ったが、この光景を見ても分かる通り、魔物の中には不規則な行動を取るものがおる』
『そりゃ魔物側だって生きてるんだから、必死だろうな。狩るか狩られるかだし』
結界に張り付いたゴブリンも居たし、物を投げたり結界の周りをぐるぐる回る奴もいた。オオカミに似た魔物だって近寄ってくる時にフェイントをかけたり、ジグザグに向かってくる個体もいたんだ。放物線状に弓矢を打っても当たらないよな。
そりゃ子供たちの狩りも後回しになるか。
『更に本番じゃと緊張して、魔物に弓矢が当たらない者も出てくるからの。それこそ必死になって弓の練習をするのじゃ。もちろん結界も無いので命懸けの戦闘になるからのぅ』
『……確かに結界魔法が有ると無いとでは、大違いだろうな』
今の光景がイージーモードというのは分かる。楽すぎるもん。
本当の初狩りはもっと大変なんだろう。
弓で初撃を外すと、魔物に気付かれて襲ってくる。急いで弓矢を補填しようとしても、魔物が近づいてくると思ったら余計に緊張して手が震える。そりゃ必死で弓の練習をするよな。
だからさっきは、あえて結界を見えなくして魔物を近づかせたのか。適度に緊張感を持たせないと、遊びになっちゃうもんな。
子供の頃に、散々女子にちょっかいを掛けといて『はい、バリアー!』とかほざく奴もいたが、あれはもう完成されたチートだったんだな。現実でやる日が来るとは思わなかったが。
いやはや、本当に結界魔法はチート級だ。
『それに……魔力を操れる者が多いに越したことはないからの。電力施設がこれからも一基だけになるとは限らんのじゃろ?』
『そりゃ今後も増やす予定だけど、まだまだ実験段階だからな。おいおい考えるようにするよ』
今の使い方だと、そこまで電力が必要になることはない。せいぜい二、三基あれば事足りるだろう。クーラーや暖房を使えば別だが、森に囲まれているのでそこまで暑くはならないし、冷えることもないと聞く。
それにソーラーパネルを設置する建物も必要になってくるからな。空き家をどんどんと電力施設にしたら、いつかは設置場所も無くなる。
ただ単に設置場所を増やしても、今度は資金にも限界がくる。並列するソーラーパネルの量と蓄電池の性能によって値段は変わってくるが、とてもポンポンと買える値段じゃない。
エネルギーが世界中で問題になるのが分かる気がするな。だって高すぎるもん。
そうしてカエデと今後の計画を話しつつ、子供たちの初狩りを見守っていると、いつしか俺の順番になったようだ。
一応俺もまだまだ弱いということで、今日の狩りには参加させてもらっている。
気づけばもう五巡目か。段々と一巡が早くなってくるな。
ゴブリンをスタンさせてから、首元に目掛けて刃を向ける。
さっきも経験したからか忌避感も薄れているので勢いよく振り下ろすと、すんなりと首元に突き刺さった。でも何だかさっきと感覚が違うような。
「なぁ、なんかさっきより筋力が上がったような気がするんだが……気のせいか?」
「それが成長した証しじゃよ。魔物を狩ると力が上がったりするんじゃが、中には微々たるゆえに気づかない者もおる。まぁ種族によって度合いが違うがの」
「なるほど。これが成長なのか……」
おそらくあれだ。俺のレベルが上がったんだろうな。レベルアップの音とかあれば分かりやすいのに。
まぁ体力が上がったところで使い道がない。確認するにも体力測定とかやりたくないし。異世界だったら『ステータス』とか言えば、力の数値とか分かるようにして欲しかったよ。
ちなみに俺が魔物を狩った時は、魔石を取るのは遠慮させてもらった。
心臓辺りに魔石があるんだが、流石にそこまでやる度胸はない。魔物の解体なんて俺には無理だ。
子供たちが俺の狩ったゴブリンの足を持って、結界内まで引きずり込んでいる。持ってきた包丁やらナイフを使って、せっせと魔石を取り出す作業だ。
魔石は行商人に程々の値段で売れるらしく、俺の狩った分はあとで全員に配るそうだ。ちょっとした小遣い稼ぎになってるみたいだし、これでいっか。相変わらず解体したあとのゴブリンは、カエデが風魔法で吹っ飛ばしながら処理している。
「適度に緊張感を持つのじゃ。いずれは結界無しで魔物を倒せるまでに成長させるからの」
「俺はそこまではやらんぞ。どうも魔物狩りは俺の性分じゃないみたいだからな」
そう言って俺は、剣鉈をゆっくりと次巡のマキナに渡した。
俺はただ魔法が使えればそれで良い。面倒なことはやりたくないのだ。何事も浅く広く。それが俺のモットーだ。
「情けないのぅ……。村長にまでなった人間が何を言っておるのじゃ」
カエデが俺を見てハァと溜息をつく。
悪かったな。別に俺は勇者として召喚されたわけでも無いし、転生して神に出会ったわけでもない。成り行きで村長をやってるだけの、平々凡々の男だっつうの。
正直グロテスクなものを見せられて、心が参っているのもあるがな。
そうして魔物をあと二巡ほど討伐してから初狩りを終えて、俺たちは村に戻った。
これだけ魔物を狩れば、全員が初級魔法を使える水準にまで達しているはずだとカエデが言う。
明日はいよいよ魔法を教わる予定だ。やっと俺も魔法が使えるようになるのか。いよいよ楽しみになってきた。
そうして村に戻ったあとに夕食会を開いて、オオカミの肉を試食したんだが……予想以上に不味かった。
筋があって噛みにくい。現代人だから良い肉に慣れすぎたんだろうな。
食材を無駄にするわけにはいかないので、ニワトリにエサとして与えたところ、すんなりと食べてくれた。今後オオカミの肉はニワトリのエサにでもするか。
まぁニワトリは雑食だから何でも食べる。鶏肉だって普通に食うからな。村にある草を食べ尽くしそうな勢いだったし、たまにエサとしてあげるくらいならちょうど良いだろう。
夕食のあとにカエデの住む家で、今日あった出来事で花を咲かせていると、すっかりと夜も更けて遅くなった。子供たちも動きすぎて疲れたのか眠そうだ。
俺も流石に眠たいし、このまま日本に戻って小一時間かけて帰るのもな。明日も休みだし、面倒なので空家が無いかどうかカエデに訊いてみる。
正直、車以外で寝られたらどこでもいい。そう思ったんだが。
「それなら、ここに泊まれば良いじゃろうに?」
なに言ってんだこいつ、という目でカエデが返答してくる。
いやいや、待ってほしい。俺だって男なんだぞ。
「女性だけの部屋に泊まるのも、問題があるだろ」
「何を言っておる……。おぬしは村長じゃから、堂々と寝れば良いわ。それにここは、おぬしの棲み家でもあるからの?」
「……そうなのか?」
カエデの私物が置いてあるから、てっきりここはカエデの家なのかと思った。大型テレビもここに設置したから、子供の教育機関と兼用しているのかと。
「ここは元々村長の家じゃからな。隣で光魔法を使っておる家屋は客人用に使っておったゆえ、元々誰も住んでおらぬわ。じゃからここは本来おぬしの棲み家じゃし、安心して住むが良いぞ」
「うーん。まぁそこまで言うんなら、遠慮なく使わせてもらうか。流石に今日は疲れたからな……」
村長会議で使用するのか、この部屋は他と比べて結構広い。といっても十五畳くらいか。それこそ正方形で、旅館の一室みたいな作りになっている。
子供たちも奥の部屋から、枕や布切れを持ってきて眠りだしたので、俺も少し早いが寝ることにしよう。連休で明日も休みなので、俺もカエデたちと一緒に泊まることにした。
部屋の中央でそのまま寝転んでみたが、床板が冷たくて肌寒く感じる。うーん。雑魚寝は無理があったか。子供たちはこんな状況で毎日睡眠を取っていたんだな。
昔だと布自体も高級品か。むしろも無さそうだし、レジャーシートでも持ってくるんだった。うーん。余った服でも借りて床に敷こうかな。
このままだと腰が痛くて寝れないなと思っていると、隣で寝ているカエデが近づいて俺に寄り添ってきた。そのまま俺の腕を枕にして、抱きつくようにして眠りだす。
寝ぼけているのか気を利かせたのかは分からないが、これでは余計に俺も眠れない。子供たちがいるので流石に変なことはしないが、これはこれで逆の意味で辛いって。
それでも今日は心身共に疲れたのか、抗えないような眠気がやってきた。初狩りの緊張もあったんだろう。思いのほかカエデが抱きついたおかげで安心感が生まれたのか、床上でも寝れてしまった。
たまにはこうして眠るのも悪くないなと思いながら、俺の休日が終わるのであった。
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