資源回収への道

saito sekai

紙に生る



ある朝、外に出てみたら寒かった。羽織る物をつい忘れたのだ。ポストを封書が届いていたので、封筒の中に入って暖をとった。紙はなかなか暖かい。そこへ妻がやって来て、郵便物をポストから出して、一通一通チェックしだした。私が入っていた封筒は、差出人がエステだったので、興味がなかったわたしの妻は、資源回収に出してしまったのだ、


封筒に入るほど、小さくなったわたしだが、この次どんな世界に生まれ変わるのか、ワクワクする。完

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

資源回収への道 saito sekai @saitosekai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る