誕生日プレゼントに幼馴染からブラをもらった僕

あかせ

中学生編

幼馴染の性癖

 今日は僕の誕生日。幼馴染の佳奈かなちゃんから、プレゼントがあることを聴いた。


放課後に、佳奈ちゃんの部屋でもらえることになっている。

登校中にその話を聴いてから、ずっとワクワクしてるよ。



 僕、水蓮すいれんなぎさは、幼馴染の火岡ひおか佳奈かなちゃんと付き合っている。


家は隣同士。お母さん同士も、すごく仲が良い。


付き合いだしたきっかけは、僕達とお母さん達の4人でいる時に、佳奈ちゃんのお母さんが「佳奈ちゃん。渚ちゃんと付き合ったら?」と言った事だ。


多分冗談半分だったと思うんだけど、これを聴いた佳奈ちゃんが「なぎちゃん、付き合って!」と言ってきたのでOKした。


佳奈ちゃんと付き合えることに反対する理由はないからね。

僕達の交際は、中2になった今も続いている…。



 放課後、佳奈ちゃんの部屋に行く僕。


「なぎちゃん、座って待ってて」


佳奈ちゃんにそう言われたので、ちゃぶ台の前に座る。


…佳奈ちゃんがタンスから何かを取り出した。

すぐに隠しちゃったから、よく見えなかったよ…。


「なぎちゃん。誕生日おめでとう!」

僕の誕生日を祝ってくれた佳奈ちゃんは、隠した物を僕の前に出した。


……? これって、ブラジャー?


「佳奈ちゃん。これ、どういう意味?」

男子がブラを使わないのは、当然佳奈ちゃんは知っている。


理由を聴かないと、納得できない…。



 「あたし達まだ中2だし、高い物は買えないじゃない?」


「うん…、そうだね…」


お母さんからお小遣いをもらわないと、何も買えないよ…。

高校生になれば、バイトができるみたいだけど…。


「お金をかけずになぎちゃんに喜んでもらえるものを考えたら、ブラになったの」


急に、訳が分からなくなったんだけど…。


「僕が喜ぶと思ったの? ブラをもらって?」


「そうよ。彼女が使ってるブラなんだから、嬉しいでしょ?」


「……」

なんて言えば良いかわからない…。


「ブラのカップのところに目を当てれば、アイマスクのように使えるわよ!」


画期的な発明みたいに言われても…。


「あたしの誕生日プレゼントに困ったら、なぎちゃんのパンツを頂戴♡」

笑顔で言う佳奈ちゃん。


とても冗談には見えない。


「できれば、脱ぎたてが良いな~。ニオイが残ってるから♡」

彼女は妄想にふけっているようだ…。



 佳奈ちゃんにこんな趣味? があるなんて、まったく知らなかった…。

去年もプレゼントをもらったけど、ペンと消しゴムだったはず。


今まで変なところはなかったはずなのに、どうして今年だけこんなことに…?



 「お母さんが言ってたの。『気になる男の子は、早めにマークしなさい』って」


戸惑っている僕を観て、佳奈ちゃんが説明し始める…。


佳奈ちゃんのお母さんが「付き合ったら?」と言ったのは、そのため?


「なぎちゃんが昔に比べて、あたしをHな目で見てるのは気付いてたの。それをお母さんに相談したら『ブラをあげて誘惑してみたら?』ってアドバイスをもらった訳」


中2にもなれば、女の子の体に興味を持つのは当然な事で…。

佳奈ちゃんに気付かれていたのは、予想外だけど。


それよりも佳奈ちゃんのお母さん、なんてアドバイスをするんだ…。


「あたしはなぎちゃん以外の男子に興味ないの。だからなぎちゃんも、他の女の子にデレデレしないでね? わかった?」


「………」

頭がパンクしそうだ。答える余裕がない。


「今は答えられなくても、いつかわかるわ。『なぎちゃんをここまで愛せるのは、あたししかいない』ってね」


佳奈ちゃんは、さっき僕に渡したブラを僕のカバンに入れた。


「今日は早めに帰って、ゆっくりするといいわ」


「そうするよ…」

早く1人になって考えたい。整理したいことが多すぎるからね…。


僕はカバンを持った後、佳奈ちゃんの部屋を出た。

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