第35話、医者巡り
午前中に精神科に定期受診に妻の付き添いで行ってきた
私の中でもまだ心療内科から精神病院に転院になったことが
嫌でしかたがない
それでもあきらかに今の私は重度の鬱病症状である
しかし主治医とも相性が良く、PSWも良い人である
それでも電車に乗って送迎バスに乗ってそこまで行くのが
私の心がとても嫌がっている
妻が付き添ってくれてるからなんとか
月2回の定期受診に行くことができる
今日は薬を変えてもらった
一年半も今の薬を服薬しているのに寛解しているどころか
薬が私の身体が慣れてしまったのか
ちっともよくならず
鬱病発症期時みたいな状態になってきたからである。
昼から歯医者に行ってきた
流石に歯医者は妻の付き添いはなく私一人で行ってきた
硬い物を食べる時に歯が痛いので
てっきり私は虫歯だと思っていたが
レントゲンを撮り診察してもらった結果
被せていたモノが外れかかっていて
それが原因で被せの隙間から痛みが発生していたことが判明した
私は歯の治療よりも麻酔が効いてくるまでの5分間
椅子に座っていなければならず
私の左手にはめていた水晶のブレスレットに興味をもち
歯科衛生士は私に話しかけてきた
私は鬱病である前にASDで雑談が死ぬほど苦手である
動悸はしてくるわ、話しの内容もパワーストーンのブレスの話しで
私も石はよく分からず妻の趣味で左手にはめているだけのことであるからである
歯科衛生士は自分のブレスの石がバラバラになって
落ちてしまったことをとても心配していたので
私は「石が災難の身代わりになって守ってくれたと思いますよ」と話せば
とても喜んでいた
文章で書けば淀みなく会話が成り立っているように見えなくもないが
実際は私の話し方は抑揚がなく鬱病患者特有のそれであり
しかも、かなりゆっくりと小さな声で話していた状態である
動悸はしてくるわ、早くこの会話から解放されたいと切に願っていた
なんか今日はとても疲れた日であった
他人と話すことは
私にとってはとてもエネルギーを消耗することであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます