第6話、クリスマスイブ

 一日中ずっと寝ている毎日

抗うつ剤を服薬してからずっとである

今日だけでなく連日この繰り返し

あっという間に3週間たった

毎日が日曜日状態である

 今日は妻と一緒に少し散歩した

昨日と違い少し暖かかったがやはり冬の寒さは堪える

寒くて風の強い昼下がりであった

こんな日でも外で働いてる人達

自分がこんな身体になってからあらためて気付いたが

みんな偉いと思う、働いてる人達は全員偉い

 本日はクリスマスイブの為

いつもは、うつ病薬の為に大好きなビールを我慢していたが今日は飲んだ、

久しぶりのビールなので奮発して一番好きなエビスビールを購入した

三週間ぶりだったので特に美味かった

自分の足で歩けて好きなビールを飲めてと

身体を壊してから初めて分かる健康のありがたさ

 うつ病の特徴である焦躁感と不安感

普通は何で今まで出来ていた事が突然出来なくなるのか

いつ社会復帰出来るのか

入ってる予定を上手くこなせるのか不安に押しつぶされる意味であり

私も例外なくそれらの不安と焦りは勿論あるが

今の私の焦躁感はまた違った意味かもしれない

 傷病手当が入るまでの無収入期間は私は完全にニート状態であり

その受容が出来ていない事である

仕方が無いんだけどね、病気なんだから

 

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