君の敵

朱汎

第1話 君の敵

いいんだよ、全部分からなくて

いずれ分かるなんて、


よくやまない雨は無いと言う。

実際に止まなかったらどうするのか聞きたいよ。


ある君の頬は湿っていて、隣に女性がいた。


それを見て僕も幼かったのかと思うよ


なにかが湿っている。


「「可哀想に」」


君のその涙は花を咲かせるだろう。


さて僕は、冬の陰へ向かう。


君は日差しでそっとしていて。

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君の敵 朱汎 @shuhiropp04

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