烏鷺/黒白(20221207~
詞梳記(ことばとき)
彼方とは
漂泊の疑似餌
濃淡を吸い込む前触れ 夜 海上に浮かぶモノクロの、過去のある地点に、星のあかりを大まかに素描する、足早に過ぎ去る東雲とずるけるだけの鶏鳴とを丸天井に見つめている、羽根を伸ばした千里眼の、一望を舐めるように、しみったれた成れの果てが、みすぼらしい素の息遣いが、ただ
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