0月と13月(レイがつとジューサがつ)

あはれなり

第1話 麗(れい)=霊=0(レイ)

こんにちは!!私は煌咲麗(きらさきれい)


どこにでもいる普通の16歳の女の子です!!


テストはいつも0(れい)点!!

運動能力も0(れい)!!


個性が全く0(れい)!!




あ、駄洒落じゃないですよ? 本当ですよ?


唯一長所があるといえば私の銀色の長い髪と青い碧眼がとても美しいとクラスメートに美人で人気なところかしら?




そんな美人な麗ちゃん、なんと明日は17歳の誕生日!! 自分の誕生日の前日ってとてもワクワクしますよね!!



明日が楽しみだなあ…うふふ♪



それでは皆さんおやすみなさい!!



明日の17歳になって美人により磨きがかかった麗ちゃんと会いましょー!!



グッナイ!!






























「…おい、おい」



ぺちぺちと誰かが麗の頬を叩く音が聞こえる



「おい…起きてくれ」


段々とぺちぺちが加速する




「ん…すぅ…私はウツクシイ」


しかし起きない麗




「………」




べちいいいん!!!!っといい音が麗の頬に響いた





「…ったあああああい!!!!!なんですかあああああもう!!!!!!」



麗が飛び起きるとそこは自分の寝ていた部屋ではなく見知らぬ場所だった




「へ?」



目を丸くして上下左右前後キョロキョロする麗


お空には宇宙が見えて地上は絵本で読んだようなファンタジーによく出てくるみたいな街並み





「…何ですかここはあああああ!!!!!」


色々思考が追い付いていかない麗に誰かが話しかけてくる



「まあ、色々と理解できない状況の中話しかけてしまってすまない」


「へ?誰?」



麗に話しかけてきたのは麗と歳の近そうな青年だった


髪は黒くて右目は髪で隠れている、瞳は紅く、ぱっちりしている麗とは対象といっていい程半開きのようで表情が顔にでるというタイプとは言い難い




「僕の名前は【13(じゅうさん)】」


「13…数字ですか?」


きょとんと首を傾げる麗に説明する


「いや、この国の皆は僕を【ジューサ】と呼んでいるよ、呼びやすいようにね」



確かに彼の左の頬には13と書いてある


まるで埋め込まれたような無理矢理書かれたような



「どうして数字何ですか?」


麗の質問にジューサは答える



「それは僕が【13月の管理者】だからだよ…



【0月の管理者】」




「はあ、なるほど……





ん?」



今さらっとなんか言いましたあ?的な顔をする麗



「あの…今0月がなんだあ、かんだあって」



「ああそうだ」




ジューサが麗に手を伸ばし優しく微笑む







「ようこそ【0(レイ)月の管理者】



【365(ミムゴ)】の管理界へ」




ジューサがそう呟いた瞬間





「!?きゃああああ!!!!!!」




額が光だし【0】の数字が浮かびあがった!!



「なんですかこれえええええ!?」



「更に【レイ】らしく」


ジューサが麗に指差すと格好が白装束に!!



「なんですかこの格好!!!!!」




「君はこれから【個性が0【れい】】の【煌咲麗(きらさきれい)】改めて【0(レイ)】月の管理者【幽霊のレイ】として生きるんだ」




「へ?」









「私死んだのですかああああああああああ!!!!!?」






17歳の誕生日を迎えるはずだったのに



不思議な世界に来た挙げ句死んで(?)0にされました




これから始まるのです




煌咲妃麗から幽霊のレイとしての









私の人生があぁ~😭




続く






































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