つらつらの3 庶民と上級国民は糧を得る方法から次元が違う……けど真似はできるかも 之巻

 ハイソサエティーの方の発言から、自分との感覚の違いを感じたことはありませんか?

 僕も情報収集中に本当にこの人が上にいて大丈夫なのかと不安になることがあります。

 でも、これは仕方がないのです。

 上流階級から見た庶民の世界と庶民から見た上流階級の世界は、お互いに異次元の世界です。

 これに関してはお互いに関わらない方が幸せかもしれません。


 さて、ここでは「世の中はこうあるべきだ」とか、「政府や雇う側はこうするべきだ」というような事は言いません。

 小さな世界を生きる僕には言っても仕方がないことですからね。

 さて、高校三年生で突然に経済的ボッチになってしまった僕が、思った事、感じた事をつらつらと呟いてみたいと思います。


 僕は学がないので、偉い先生方のように数値や理論を示すことはできません。

 ただ、無責任に肌で感じたことをつらつらするのみです。


 よろしければ、是非、お立ち寄りください。

 二十歳以上の方は、軽くお酒でも嗜みながらどうぞ。



♢♢♢



 ではでは、今回は低迷する景気の渦から脱出するために個人として何から始める?って話をつらつらしてみたいと思います。



 いきなり結論!


【なんでもいいからやってみろ! 自分以外が稼いでくれるならなお良し!】



——以下蛇足——



 上流階級と庶民ではあらゆるものが違います、正に双方の間に異次元の壁があるがごとく。

 とにかく、僕たち庶民と上流階級の方々とは、常識からして違うと思ってください。


 極端な例をいうと、ある大学ラグビー部員が女性に対して集団で暴行した事件がありました。これに対して、総理大臣経験者の国会議員が「元気があって大変結構」とコメントしたそうです。


 僕らにとっては強姦は犯罪なのですが、彼らにとってはそうでもない……ね? こんな感じで常識も違います。


 さて、政治家の方のお話を伺うと、たまにという表現をされる事があります。

 この、というのが今回のキーのひとつです。


 いきなり、話は変わりますが、トレーダーという職種の方をご存じでしょうか?

 身近なところでは株式や土地などの売買での利益を糧にしている方々がイメージしやすいと思います。

 僕が話を聞けたのは、庶民では関われない領域のトレードに関わる方でした。

 日本の銀行は真面目に銀行業務を行っています。ほぼ、銀行業務のみを行っていると言っても良いようです。

 これに対して、海外の銀行はトレードによる資産運用も併せて行います。

 時には国家間のプログラムの資金運用に関わるトレードなんかもするとか。


 僕が耳に挟んだのはロンドンの某銀行のインドネシアに関するプログラムについて、参加した人の話を聞いてただけなので、詳しいところについて僕はまったく関知してません

 BIS国際決済銀行がなんやらかんやらを一括で行うようになったとかなんとか、普通に生活していればまず会話に挙がらないワードの数々。目が回りそうでした。

 知ったかぶり技能をフル動員して対応しましたよ。

 話の中で、とにかく驚いたのは投資者へのバックの倍率です。ブルジョワジーの世界って凄いな、としみじみ思いましたよ。

 そりゃ、僕のやってることが細々したものに見えるわけですな。


 そんな彼らの世界では、稼ぎを得る方法はひとつではありません。並行展開が基本です。

 いまでこそ、世間様ではダブルワークや投資を推奨しつつあるような動きがあります。しかし、未だに働き手をひとつの会社だけに集中するべきという空気が雇う側にも雇われる側にも強くあるようです。


 それは、それでいいでしょう。


 しかし、低賃金が蔓延し、ひとつの会社だけで社員全員を十分に養うことはできないご時世です。

 雇われる側もそれなりに対策が必要だと思うのですよ。


 お金は必要ですが、働く時間を増やせない……ジレンマですね。


 だ・か・ら、他から必要な分は持ってきちゃいましょう。


 手っ取り早いのが投資ですが、イキナリではハードルが高いでしょう。

 そこで、僕が運命のいたずらで無一文で自営業になった時に助けになった事から二つ紹介します。

 学のないオッサンの経験なので、既にご存知な事でしたらご容赦ください。


 ひとつはスタートの最初の一歩について、もう一つはそれとは別にどんな方法をとってもここだけは変わらなかったなぁということについて、以上二つの件を紹介します。



 まずは一つ目。


【とにかく、何か売ってみろ】


 三十年前は何かを売るためのツールはほとんどありませんでした。

 今は色々と個人販売のツールが充実しています。

 案外、入り口のハードルは高いのでは? と思います。


 でも、注意してください。普通にネットの卸から購入した商品を販売するのはいきなり詰みます。誰でも手に入る商品は誰も欲しがりません。

 それから、在庫を抱える商品も御法度です。


 できるだけローリスクで細々と始めるのがポイント。負担にならない範囲でジックリと腰を据えて取り組んでください。

 とにかく、一つ一つ商品を売っていく合間合間に工夫を加えていく時間を確保できる時間を作ることを意識してください。

 それにより、売る事や、商品を探したり創り出したりする自分なりのスキルが育ちます。

 時間はかかりますが、自分の趣味や特技を売っている方で、固定客がついている方や市場で認知されている方は本当に強いです。


 話は少しズレますが、好きな事にこだわって大学院を転々とした人の方が信用が高まったことで収入が大きくなるなんて話を聞いたことはありませんか?

 それと同じです。自分にあったものを、必要な方に提供するノウハウを積み上げることが最終的な収入に繋がると思います。


 僕の売り物はまたの機会に、今後売りたいものの話と共にお知らせできればと思います。



 二つ目は株についてです。


 僕はFXから入ったのですが、今は株式投資の方が僕の気質や生活サイクルに合っているかなと思うのですよね。

 僕はビビりなので市場が開いている間は取引しません。

 市場が動いていると落ち着かないのです。

 僕はもっぱらその日の市場が終わってから取引銘柄の検討をします。

 勤務形態が年休十二日だったころから、久しく離れてましたが、一連の方法を復帰の際に試したので個人レベルですが検証はできてます……のはず。


 前提として、株トレードの手法や理論は何を採用して頂いてもかまいません。


 まず、証券会社で口座を開設します。別に一生お世話になる口座でもないので、あまり気負わずに。

 最初は少額の取引になるので、手数料の安い証券会社が良いでしょう。

 証券会社によっては口座の開設に時間がかかる可能性もあるので、はじめに口座開設をします。


 次に、株式売買について、好みに合った理論や方法の選定です。

 書店やネットでジックリと資料を吟味して好みに合うモノをチョイスしてください。


 口座の準備ができたらいよいよ証券会社のアプリに触れます。

 できたら、パソコンを使った方が、諸々の操作がし易いと思います。

 中古の安いモノでもいいので、証券会社の要求スペックを満たすものを準備できれば上々です。

 要求スペックは証券会社のホームページやお客様センターで確認できます。それをメモってパソコン販売店の店員さんに聞いてみましょう。

 もちろん、必ずパソコンが欲しいわけではありません。スマホでもパッドでも大丈夫ですよ。


 さて、先に口座を開設したのには理由があります。 

 確かに株式練習アプリは便利ですが、機能に制限がある場合があります。

 しかし、証券会社の分析ソフトは実際に使うツールが使えます。

 しかも、それらのツールが無料で使えるのです。

(会社によっては最初に口座にお金を入れる必要がある場合もあるでしょうが、そこは考えないものとしてください)


 まだ、取引はしませんよ。我慢してくださいね。


 証券会社のツールを使って、チョイスした分析方法を練習します。

 手始めに、初期の投資に使う予定の金額で、銘柄をフィルタリングしてみましょう。

 フィルターから上がってきた銘柄が練習対象になります。


 練習の対象は百銘柄位は欲しいところです。

 欲を言えば、三百銘柄位が理想です。


 大丈夫、無理はしません。できる範囲で結構です。

 ウィークデーは一日十分から三十分。休日は二十分から一時間位が目安です。

 確認できる銘柄数は慣れれば加速度的に増えていきますから、最初は数銘柄でも大丈夫です。続けることが大事です。


 さて、初期の予定資金では、取引できる銘柄が少ない場合もあるでしょう。

 その場合は、フィルタリングの金額を増やすか、日経255などから練習する銘柄を選んでみましょう。

 特に日経255は業種ごとに分かれているので、気になる銘柄がある業種や好きな職種など、業種ごとに、まとめて練習対象銘柄とすると練習中も色々と記憶に残りやすいと思います。


 銘柄は以下のようになります。

 ①初期に投資する予定の銘柄の候補

 ②投入資金が増えた時に候補に加える予定の銘柄

 ③日経255等のメジャーな銘柄


 練習は①→③の優先順位で行います。時間が無い時や慣れないうちは①のみに絞ってしまいましょう。


 いよいよ練習開始です。


 それぞれの方法や理論で各銘柄について時間の許す限り検討してください。

 そして、買いたい(売りたい)銘柄があったら、その時の価格を記録します。記録する価格は、株価で構いません。

 その後、取引した株について、利益を確定した段階でその時の株価を記録し、同時に差額も控えておきます。


 上記のサイクルを毎日行い、最低半年以上は実際の売買はしないでください。

 休日にジックリ検討し、動向を追う銘柄を決め、ウィークデーはそれらについての動向を追うだけにすると負担が少ないと思います。


 なぜ、すぐに実際の売買を行わないのか?

 なぜ、半年以上も練習での仮想売買を行うのか?


 理由の一つ目は、チャートの見方の習得や株の売買についての理論の定着と、自分なりの方法論や売買ルールが確定するまでの時間を確保したいから。



 理由の二つ目は、自分と相性が良い銘柄が見つかるまで時間がかかるからです。

 株の売買について、どんなに優れた方法を学んでも、万人が同じ結果を出せるわけではありません。

 判断の基準はどうしても人それぞれになってしまいます。例えば、「チョット行ったところに駅があります」のが人によって違うのと同じですね。

 この判断基準の違いが、あなたの判断の癖や個性になります。


 株にも銘柄によって癖や個性があります。

 この銘柄の癖や個性が、あなたの癖や個性と合わないと再現性のある結果を得ることができません。


 よほどのことがない限り、高い確率で各銘柄ごとに癖通りの動きは何度も再現されます。

 ですので、あなたもよほどのことがない限り、判断の基準を変えてはいけません。

 先にも言いましたが、再現性が崩れてしまいます。


 僕の経験上、潮目というか調子の変化にはそれぞれ長さがあります。

 大体、上り調子が1~3ヵ月、下り調子が1~2ヶ月、横這いが2~4ヵ月程続く感じです。

 そこで練習がてら最低半年は様子を見て、上り、下り、横這いの内で最低二つの状態を体験してから、相性を判断してほしいのです。

 以上が自分と相性が良い銘柄を見つけるまで、ある程度の時間が必要な理由になります。



 そうそう、決算の月は注意してください。その前後でいつもと違う動きをする銘柄が増えます。


 何度も言いますが、くれぐれも自分で決めた理論というか、売買ルールは安易に変えないでください。

 帰る場合は検証期間を設ける事。

 ルールを変えてしまうと、相性を確認した意味が無くなります。


 以上、僕なりの株と付き合う方法でした。



 ちなみに僕の成績は、平均で月利一割五分です。


 ピンとこない人もいると思うので、実際の金額で表すと下のようになります。


 0ヵ月目    10万円

 1ヵ月目    12万円

 2ヵ月目    13万円

 3ヵ月目    15万円

 4ヵ月目    17万円

 5ヵ月目    20万円

 6ヵ月目    23万円

 7ヵ月目    26万円

 8ヵ月目    30万円

 9ヵ月目    35万円

 10ヵ月目   40万円

 11ヵ月目   46万円

 12ヵ月目   53万円

 

 すごいですよね。


 ただし、これは複利の場合。

 僕の場合は生活費で利益分を使わざるを得ないので、なかなか増えないのです。 


 めざせ、複利で資産を増やせる生活!


 高卒で、ナン十年も親に騙され続けた知能の僕でも月利一割五分でやれるのです。

 キチンと自分で決めた決まりを守れば、コツコツと糧を増やせると思います。


 仕事以外に、生きる糧を得られる手段を持っておくことを考えてみてください。

 できれば、株や知識や技術の販売など、自身が直接動く必要がない手段で糧を得る方法を模索してください。




 僕は常々思うのです。


 生活の糧を得るために、必ずしも苦労しなくても良いのではないか? と。


 今いる場所が生きるために苦労を強要されるなら、そこからできるだけ速やかに離れる事を検討するべきではないかと。



 というわけで、言いたい事は言ったので、今回も投げっ放しで終わろうと思います。



 とりとめのない話にお付き合い頂き、ありがとうございます。

 できましたら、この一庶民の妄言が、頭の良い方や力のある方に対しての何かしらの刺激になれていれば幸いです。

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