第5話 とぼとぼ
ドアが開いて出てきたのは重本めぐみ。
「え? どうして?」
重本めぐみは驚いた表情である。
ドキドキが止まらない森田信也はいろいろ言いたいことがあるけれども、重本めぐみにこう言った。
「一緒に読書しよう!」
その言葉に重本めぐみは苦虫を噛み潰したような表情をする。
「帰って!」
あれ? そう森田信也は感じる。バタンと閉まるドア。
森田信也は言葉を失ってとぼとぼと帰宅。ひとり、部屋の中で静かに泣く森田信也。いろいろ言いたいことがある。でも、重本めぐみはキツく森田信也に言った。森田信也は泣いている。
静かにひとり、泣いている。
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