029_ベンザイテン/ひまり
作品リンク:https://kakuyomu.jp/works/16817330651292231141
・愚弟の感想
祓い屋という異能力者たちが陰ながら活躍して人々の日常を守る……んだけど、最強の祓い屋は百合少女で、というのは中々にインパクトのある始まりでした。
そのあとも印象的なキャラクターたちが登場したのが特徴でした。作者さんが登場人物のことをよく考えたうえで書かれていることが小説からは感じ取れます。
しかしそれだけに惜しいと感じる点もあります。
それぞれのキャラクターたちについてもっともっと書いて欲しいと思います。
現状だと作者さんがキャラについて考えているんだな、ということは分かりますが、その全てを読めたと私には思えませんでした。キャラクターのイメージなんかをこちらの頭の中で補完して読み進めた形になります。
キャラ同士の絡みが書きたくてついつい飛ばしてしまうのかもしれませんが、キャラクターはひとりひとり丁寧に紹介していかないと読者にはなかなか覚えられないものです。その点さえ気を付ければ、きっと読者を虜にする作品に仕上がるはずです。
・小山の感想
キャラクター性は面白い。
百合少女も、神様も視点主人公も個性的。
ただ、だからこそ、その活かし方が惜しい。
不躾に言いますが、最初のシーンは弟子入りのシーンから始めるよりも、1話後半から2話にかけての生田目の活躍から始めて、二人の百合を描いて、どうしてこうなった、と実に振り返らせて、回想で弟子入りに戻す、とした方がキャラクターだけに注目出来て物語に入りやすいかと思います。
おそらく冒頭が最大の問題点なので、ここに関して自分の書きたいシーンよりも、どうやったら読者はこの物語に魅力を感じられるか、を重視したつくりにすればもっと良い作品になるかと思います。
一度はいればスラスラ読めるので、入り方に気を付けるのが一番かと。
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