第5話 メルスとルーナのターン!

 ジェイドが測定した後も続き、いよいよその時が来た。

「27番 メルス・ディナイト」


「私の番ね、いいところ見せてやるんだから」

 メルスのやる気は十分である。

その小さな手を精一杯に掲げる。

「<グレス>!」


 冷気を身にまとい人形に向けて放出する。


 パキツ


 あまりの冷気に人形が凍り付いた。

 モニターに結果が映る


 POW:150

 RNG:90

 MGR:0 (0~100)

 使用魔法:下位氷魔法<グレス>


「うわぁ 全然ダメだ...」

 思うように結果が出ずに落ち込む。


「30番 ルーナ・イリアス」


「僕の結果よくなかったらどうしよう」

 心配性のルーナはおどおどしているが、目はしっかりと人形を捕捉していた。


「<ゼイラ>」


 人形に向かい雷を落とす。


 ドカン!と爆発に近い音がなり、結果が出る。


 POW:240

 RNG:200

 MGR:0 (0~100)

 使用魔法:下位雷魔法<ゼイラ>


 アズ先生は驚いたように

「心配してたわりにいいのが打てたじゃないかルーナ」


「ありがとうございます」

 ルーナは赤ら顔で言った。


 ....


 一通り測定が終わった。結果に満足した者、上手く魔法を放てなかった者がいるが結果は結果である。


「総合成績で良かったやつをランキングにするぞ」

 -------------------------

 一位:ジェイド・イプシム

 二位:フェルノ・ゼア

 三位:ウェイ・ノータル

 四位:ルーナ・イリアス

 .

 .

 .

 -------------------------


「ってことでジェイド お前は席の優先権を得た どこがいい?」


 ...当然 窓側の一番後ろの席に決まっている。

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