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「報酬は?」
「ほらよ、約束のブツだ」
俺が封筒を渡すと相手は口角を上げてニヤリと笑う。
「まいどあり」
これで取引成立。約束していた情報を渡してもらう。
「で、母さんは何て?」
「娘にお小遣いあげて私が怒ってる原因を探ろうとするところがムカつく、だって。ドンマイ、お父さん」
肩を落とす俺を置いて、娘は部屋を出て行った。
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※綺想編纂館 朧(@Fictionarys)様主催の小説企画「文披31題」参加作品です。
Day 25:報酬
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