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実家の納戸を掃除していると、甥っ子のビニールプールがあった。埃をかぶっているけれど、拭けばまだ使えそうだ。
「はー……」
掃除を早々に終わらせて、汗だくになった服のまま水を張ったプールに体を沈める。底が浅く、寝そべるような姿勢になる。体に冷たさが染み渡った。
「無職サイコー……」
さて、ハローワークに行く前に、アイスでも食べようか。
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※綺想編纂館 朧(@Fictionarys)様主催の小説企画「文披31題」参加作品です。
Day 24:ビニールプール
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