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 休みの日は水族館に来ることにしていた。大水槽の前にあるベンチに座り、その時を待つ。


「ほら、餌の時間だよ」


 子どもたちが一気に水槽の前に集まった。魚の群れの中で、ダイバーが手を振る。子どもたちに、そして後ろに佇む私に。

 ダイバーの彼とは休みが合わないし、言葉を交わすこともできないけれど。水槽のガラス越しに、私も手を振り返した。

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