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 一学期の期末テストの結果が貼り出された掲示板の前で、俺の名前の上に書かれた「秋山」という文字を睨みつける。


「また私の勝ちだね」


 振り向けばニヤついた秋山がいた。


「次は負けねぇよ」


 俺はすぐさまその場を後にした。誰もいない階段の踊り場で、思わず独りごちる。


「クソ。勝たねぇといつまでたっても告白できねぇだろ、俺」

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