113
「お、
よりにもよって、田崎に会うとは。腐れ縁の彼は律儀に新年の挨拶をしてから話し始める。
「今朝、鷹の夢見てさぁ。一富士二鷹三茄子だから、二番目だぞ、すごくね? 実松は初夢見た?」
「見てない」
冷てぇなあ、と田崎は笑う。
なんで私、今朝、田崎と付き合う夢なんか見ちゃったんだろ? 顔を見られたくなくて、私は思わずマフラーで頬を覆った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます