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綺麗な装飾が施された木箱を開けると、古い鍵が横たわっていた。
「私が死んだら行ってみな」
婆さんは俺にメモを渡し、四日後に死んだ。
その場所は古びた洋館だった。鍵で重々しい扉を開ける。目の前には一面、花が咲き乱れていた。爽やかな風が吹いている。
「ここが魔女の隠れ家か……」
俺は目をつむり、花の中で大きく息を吸い込んだ。
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