出会い4

私は無事タオルを見つけ風呂に入ることにした。


人には言えないが、ここ3日間くらい風呂には入っていない。


香水と化粧水てなんとか誤魔化していた。


久々のお風呂に多少興奮していた。


それにしても、なぜ私を受け入れてくれたのか不思議で仕方ない。


普通、出会った時はやらなくていいと言っていても、結局ヤルパターンが殆どだ。

もちろん、それはそれで全然受け入れるが、今回に至ってはそれもなさそうだ。


「まぁいいっか、それよりお風呂、お風呂」



久しぶりのお風呂は気持ちよかった。

ここでようやく問題に気がついた。


【今着る、服がない】


さっきまで着ていた服を着てもいいけど、出来ればお兄さんに頼んで洗濯をしたいし、、、、



裸で出ていってもいいが怒られそうだし、、、、、、

とりあえず、風呂場から聞いてみることにする。


「お兄さん、さっきの服洗濯したいから、なんか服ない?」


「何でもいいか?」


「うん、ありがと」


「投げ込んどくぞ」


風呂の扉を開けると、あらま、女性モノのパジャマが、、、、なんで?


「お兄さんって変態?」


「なんでそうなる」


「女性モノの服があるから」


「お前には関係ないだろ。まぁオレのではないとだけ言っておこう」


「そっか、ならいいや」


「それより、お前どこで寝る?」


「悪いけど、オレベット譲らんぞ」


「あっ!!じゃあ一緒に寝よっ」


「はぁっ!!無理無理、やっぱオレソファで」


「ダメ、風邪引くからね一緒に寝るの」


「わかったよ」


こうして、二人で寝るのが決まったのであった。

少しでも、恩返しになったかな!?











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