第14話 ハイタッチ
相手のスローインですぐに試合は始まった
みんな必死に頑張っている
また僕の所に相手が来た
落ち着いて相手を良く見て抜きに来た瞬間に体をぶつけてボールを奪った
ユウキにパスしなきゃ
「ユウキーー。」
僕は力一杯叫んだ
ユウキが近付いて来る
おもいっきりパスをした
今度は強すぎた
でもユウキはそれを上手くトラップ
せずにスルー
着いて来たマークの意表を突き
引き剥がしてそのまま全速力でダッシュ
あっと言う間にゴール前まで行った
キーパーが飛び出して来たが構わずシュート
ゴールネットを大きく揺らした
「ユウキナイッシュー。空ナイスパース。」
村上コーチの声が響いた
ユウキが走って来て
「パスがつえーよ。」
そう言いながら右手を挙げてきた
「何してんだよ。ハイタッチだよバカ。」
バチン
ハイタッチって凄く気持ち良いし凄く嬉しい
僕の変なパスを最高のパスに変えてくれた
ありがとうユウキ
僕、もっと頑張るからね
心の中で言った
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